シマトネリコの剪定はどこを切る?適切な時期や失敗しないコツを解説

シンボルツリーとして注目を集めているシマトネリコ。
一年を通して葉をつける植物であり、小さな白い花を咲かせることで知られています。
一方、シマトネリコの成長は早く、枝はグングン伸びて樹高が高くなり、剪定をしなければ見栄えが悪くなったり、害虫発生の原因になったりするかもしれません。
本記事では、シマトネリコの剪定時期や方法、失敗しないコツを解説します。
シマトネリコの剪定時期
シマトネリコの剪定時期は、3月〜4月、5月〜6月、9月〜10月の年3回です。
春・夏・秋の3回を目的に合わせて剪定作業することで、シマトネリコの樹形を美しく保つことができ、また病害虫の発生を防ぐこともできます。
ただしシマトネリコは、6月〜7月に花芽がつくため花を楽しみたい場合は、夏の剪定は5月中に終えておくといいでしょう。
どこを切る?シマトネリコの剪定方法【図解】
シマトネリコの剪定は、そのときの木の状態に合わせて行うことが大切です。
樹形を整えたいときは「透かし剪定」、小さい木を大きく育てたいときは「切り戻し剪定」、大きくなりすぎたときは「バッサリ剪定」をするといいでしょう。
また、株立ちを整える剪定もあるので順に確認してください。
必要な道具は以下の通りです。
剪定に必要な道具
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樹高が低いシマトネリコの場合は、剪定バサミと剪定ノコギリ、癒合剤があれば十分です。
主に剪定バサミでカットし、太い枝はノコギリを使うようにしましょう。
また、切り口から雑菌や害虫が侵入しないように癒合剤を塗るようにしてください。
絆創膏のような働きがあり、傷口を保護してくれます。
樹形を整える「透かし剪定」
透かし剪定とは、樹形を整えるために不要な枝を根元からカットする剪定方法です。
風通しや日当たりをよくする効果もあり、木を健康に生育する目的もあります。
剪定時期は、3月〜10月どの時期に行っても問題ありませんが、春に伸びた枝を整えるために春〜初夏にかけて剪定するといいでしょう。
手順
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必要な枝を切ってしまわないよう、不要な枝の特徴を把握しておきましょう。
大きく育てたいとき「切り戻し剪定」
切り戻し剪定とは、伸びすぎた枝を短くカットすることで枝の若返りや新しい枝の生長を促す剪定方法です。
伸びすぎた枝をカットすることで、再び生長を促し、小さな木を大きくする効果が期待できます。
なお、切り戻し剪定には「弱剪定」「強剪定」があります。
それぞれの特徴を踏まえて剪定しましょう。
弱剪定 | 枝の先だけを短く切り詰める
→木の負担が少なく細い枝がゆっくり伸びます |
強剪定 | 枝の根元近くから切り詰める
→木の負担は大きいが太い枝が早く伸びます |
枝の太さやバランスを見て、弱剪定と強剪定を上手に使い分けましょう。
どちらの切り戻し剪定も新芽が生長する3月〜4月の春に行うことをおすすめします。
大きくなりすぎたら「バッサリ剪定(芯止め)」
バッサリ剪定(芯止め)とは、木の高さを抑える剪定方法です。
そのため大きくなりすぎたシマトネリコの上への成長を止めることができます。
ただし、シマトネリコは寒さに弱いため切りすぎには注意しましょう。
真夏・真冬の芯止めは控えるようにしてください。
手順
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樹高が高い場合、脚立を使っての作業になります。
またノコギリで切り落とすことになるため、不慣れな場合は怪我のリスクが高いです。
少しでも不安が残るのであれば、業者に依頼することを検討してみてください。
株立ちを整える剪定
1本の幹からなる「単幹」とは違って、複数の幹からなる「株立ち」の剪定は少々異なる部分があるので手順を確認しましょう。
手順
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株立ちの剪定は、太く中心にある幹を周囲の幹が囲むように剪定をすると美しく仕上がります。
根元から幹を剪定したい場合は、1本のみにしておきましょう。
幹が3〜4本になるように調整するのがベストです!
ただし、根元から剪定をすると木にダメージを与えることになるため、回復が早い成長期の春に行うようにしましょう。
切り口に癒合剤を塗布することを忘れないようにしてくださいね。
シマトネリコの剪定に失敗しないコツ
シマトネリコの剪定を失敗しないためには、どのような点に注意すべきか、最後に4つのコツを紹介します。
雨の日に剪定はしない
雨の日にシマトネリコの剪定を行うのは控えましょう。
湿度が高いと、剪定したときの切り口が乾燥せずに病害虫が侵入しやすくなります。
なお、剪定日が晴れていてもその後2〜3日雨が続く場合は注意してください。
5日程度、晴れが続く週を選ぶのがベストです!
冬(11月〜)の剪定は控える
冬の剪定はおすすめしません。
シマトネリコは比較的、剪定に強い植物ですが寒さに弱い特徴があります。
そのため冬に剪定をしてしまうと枯れる原因になるかもしれません。
気温が下がりだす11月以降の剪定は控えるようにしましょう。
剪定をしすぎない
シマトネリコの枝を剪定しすぎると枯れる原因になります。
枝を切りすぎてしまうことで光合成ができずに、生長を妨げられるからです。
また、枝が少なくなってしまった木は伸ばすエネルギーをふんだんに使うため不要な枝を育てる場合もあります。
業者依頼も検討する
伸びすぎてしまったシマトネリコを自分で剪定するのは、危険が伴うためおすすめできません。
脚立を使い、剪定ノコギリで切り落とすことになるので怪我をするリスクがあります。
また、剪定に失敗してしまうと木全体が枯れる可能性もあるでしょう。
少しでも不安が残る場合は、業者に相談することをおすすめします。
まとめ
シマトネリコの剪定時期は、春・夏・秋です。
一年を通して葉がつくため、透かし剪定で樹形を整えるようにしましょう。
小さなシマトネリコを大きく育てたいときは、切り戻し剪定をします。
大きくなりすぎた場合はバッサリ芯止め、また複数の幹があるシマトネリコは株立ちを行うのですが、剪定初心者には少々難しい作業になるかもしれません。
剪定に失敗してしまうと枯れる可能性もあるため、不安が残るときはまずは業者に相談してみましょう。
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