バラの剪定時期は夏と冬!初心者も簡単にできる剪定方法とコツ

庭を華やかにしてくれるバラは、生育環境が整っていれば剪定をしなくてもそれなりに育ちます。

しかし、花数は減って樹形が乱れ、バラ本来の美しい見栄えは徐々に損なわれるでしょう。

そこで本記事では、初心者でも簡単にできる剪定方法とコツ、バラの剪定時期を解説します。

見応えのある大きさを保ちながら、長期間美しいバラを楽しみましょう。

 

バラの剪定時期

バラの剪定時期は、年2回あります。

まず、夏の剪定は9月上旬ごろです。

秋に綺麗な花を咲かせるために、細枝を剪定し、全体のバランスを整えます。

次に、冬の剪定は1月〜2月です。

この時期は春にきれいな花を咲かせるために、剪定を行いますが休眠期に入るまでは細かな作業にしましょう。

休眠期に入ってから樹形を整えるために深めに剪定を行います。

 

つるバラは剪定しないとどうなる?

つるバラは剪定しないと枝が伸びてしまい収まりがつかなくなります。

枝が伸び放題になれば、全体に栄養が行き渡らなくなり花が咲かない、また枝が混み合うことで新芽がつかず、風通し・日当たりの悪さから病害虫が発生してしまうかもしれません。

よって、つるバラの剪定は必ず必要になります。

つるバラの剪定時期は、12月〜1月です。

誘引してあった枝をほどき、古い枝は株元でバッサリ切ります。

 

バラの剪定方法

バラの剪定は、夏と冬の年2回ですが季節によって樹木の状態が違うため、その時期に適した剪定方法で行う必要があります。

剪定に必要な道具は以下の通りです。

 

剪定に必要な道具

  • 剪定バサミ
  • 枝切りバサミ
  • 軍手
  • 癒合剤

 

古くなったバラの枝は太く硬くなる特徴があります。

そのため切れ味がいい剪定バサミ・枝切りバサミを準備しておきましょう。

癒合剤とは、切り口を保護するための薬剤です。

絆創膏のような役割を果たしてくれるので、剪定するたびにこまめに塗るようにしましょう。

 

夏の剪定(9月上旬)

夏の剪定は、9月上旬が適しています。

樹高を抑えて、樹形を整える剪定方法を用いるのが一般的です。

この時期に正しい剪定を行うことで秋に美しいバラの姿を見ることができます。

 

夏の剪定の手順

  1. 細い枝を切り落としていく
  2. 枯れている・弱っている枝も切り落とす
  3. バラ全体の半分から上を中心に剪定し整える

 

冬の剪定(1月〜2月)

冬の剪定は、1月〜2月が適しています。

休眠期前の場合は細かな剪定にとどめておきましょう。

休眠期に入ってから夏の剪定とは逆に下半分を大幅にカットします。

 

冬の剪定の手順

  1. 蕾・花・先柄を摘み取る
  2. 樹形を丸みを意識して下半分を切り揃える
  3. 下半分を中心に弱ってる枝・枯れている枝を根元から切り落とす
  4. 黄色い葉・茶色い葉を取る

 

バラの剪定を失敗しないコツ

バラの剪定は夏と冬の年2回あり、どちらにも共通する失敗しないコツがあります。

バラの剪定がはじめての人はとくに参考にしてみてくださいね。

 

太い枝は切り落とさない

太い枝は養分を蓄えているため切り落とさないようにしましょう

逆に、細い枝・弱っている枝・枯れている枝は残しても意味がありません。

栄養たっぷりの太くしっかりした枝を残しておけば、綺麗なバラが咲きます。

また根元から伸びる元気がいい芽も率先して育てるようにしましょう。

 

枯れ枝・弱ってる枝は切り落とす

上記にもあるように、枯れ枝・弱ってる枝は優先的に切り落としましょう

不要な枝を放置していると、生育の妨げになったり、病害虫が発生する原因になったりする可能性があります。

できるだけ根元から切り落としすっきりさせてください。

 

花芽を切り落とさないように注意

バラの花を咲かせるには、花芽を切り落としてはいけません。

剪定時期を誤ってしまうと花芽がついた枝を切り落としてしまう可能性があります。

剪定したい枝に花芽がついている場合は、他の枝・花芽の位置とのバランスを見て決めるようにしましょう。

大きくなりすぎたら切り戻し剪定をする

大きくなりすぎたバラは、思い切った剪定をしても問題ありません。

ただし、切らない枝と切るべき枝の見極めをしながら剪定してください。

すべての枝を切ってしまうと(丸坊主剪定)、花芽も失うことになります。

ポイントは以下の通りです。

 

  • 前年に伸びた新しい枝は切らない
  • 茶色くなった枝を切り落とす
  • 内側を向いている芽は根元から切り落とす

 

多くの枝を切ることから木への負担がある剪定(切り戻し剪定)になります。

枝に元気があるときにするようにしましょう。

 

剪定に不安がある場合は業者依頼をする

バラの剪定は初心者でも簡単に行うことはできますが、年に2回あったり道具が必要だったり、剪定位置に不安が残ったりするでしょう。

また大きくなりすぎたバラの木を剪定する際は、脚立を使っての作業になるため危険を伴います。

剪定が難しいと思ったら、まずは業者依頼を検討しましょう。

予算内で収まるよう相談してみてくださいね。

 

まとめ

バラの剪定時期は、9月上旬と1月〜2月の年2回です。

夏の剪定・冬の剪定どちらも樹形を整えて、花を咲かせる目的があります。

養分を蓄えている太い枝は残し、枯れている枝・弱っている枝を中心にカットしていきます。

このとき花芽は切り落とさないように注意しましょう。

花芽をカットしてしまうと当然ですが花は咲きません。

剪定時期を守り、切る枝を見極めることが重要です。

「剪定を失敗しそう」「できるか不安」と、少しでも心配が残るようなら、まずは業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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