ハナミズキの剪定はいつ?どこを切る?適した時期や剪定のコツを紹介

春に花を咲かせるハナミズキ(花水木)は、庭木の中でもとくに人気が高いです。

育てやすいことから初めてのガーデニングにもおすすめですが、剪定をせずに放置していると10mほどに大きくなることがあります。

しかし「剪定っていつするの?」「どこを切る?」「どうやってする?」と、剪定初心者であれば疑問点が多いと思います。

そこで本記事では、ハナミズキの剪定時期や方法、失敗しないためのコツを解説するのでぜひ参考にしてみてください。

 

ハナミズキの剪定時期は「冬」

ハナミズキの剪定は、休眠期である11月〜3月が適期です。

花が咲き終わり、休眠期に入った木は栄養を幹に集中させているため剪定をしてもダメージを最小限に抑えることができます。

また、花芽がついていないので誤って切り落とすリスクもありません。

適期に正しい剪定をすることで、翌春も美しい花を咲かせてくれます。

 

夏の剪定はおすすめしない

基本的に夏の剪定はおすすめしません。

どうしても樹形の乱れや不要な枝が気になる場合は、5月に剪定をすることもできますが難易度はかなり高いです。

夏に枝葉を切りすぎてしまうと、光合成ができずに枯れてしまう可能性があるからです。

夏に剪定するのは基本控えて、冬の間に終えるようにしましょう

 

ハナミズキの剪定方法【図解付き】

ハナミズキの剪定方法には、不要な枝を切る「間引き剪定」と古い枝を切る「切り戻し剪定」があります。

剪定に必要な道具は、剪定バサミ・剪定ノコギリ・軍手。

基本的には、剪定バサミで枝を切りますが、太い枝の場合は剪定ノコギリを使いましょう。

怪我をしないように軍手を着用することも忘れないようにしてください。

 

健康を保つために「間引き剪定」

間引き剪定では、不要な枝を切っていきます

風通しをよくしたり、日当たりをよくしたりと木の健康を保つ効果があります。

ポイントは、根元から切ること!

枝の途中で切ってしまうと樹形が乱れてしまい、まとまりがないハナミズキになってしまいます。

不要な枝とは、樹形を乱す枝・風通し(日当たり)を悪くしている枝・成長を妨げる枝などです。

以下の図を参考にしてください。

樹形を見ながら剪定するようにしましょう。

なお、花芽がついている枝を切りすぎると翌春に花が咲かないので要注意です。

 

低くしたいときは「切り戻し剪定」

切り戻し剪定では、長くて古い枝を切って短くて新しい枝を残します

大きくなりすぎたハナミズキを低くしたいときに最適な剪定方法であり、長くて古い枝を切ることで自然と樹形を整えることができます。

ハナミズキの性質上、枝は横に伸びていき放置していると太くて長い枝がどんどん成長し、大きなハナミズキの木になるのです。

そのため古い枝から短い枝に切り替えることで、低くすることができ、さらに短い枝がメインで生育するため自然と樹形も整います。

 

ハナミズキの剪定を失敗しないコツ

ハナミズキの剪定は、自分で行うことができますが注意すべき点があります。

失敗して花が咲かない木にならないように気をつけましょう。

 

強剪定はしない

 

 

 

 

強剪定とは、枝葉をたくさん切ったり太い枝をバッサリ切ったりといった木に負担がかかる剪定方法のことです。

 

植物によっては強剪定を必要とすることもありますが、ハナミズキの場合ダメージを受けてしまい、最悪花が咲かない・木が枯れるといったこともあります。

とくに若木は強剪定に弱いため、大切に取り扱いましょう。

 

花芽と葉芽を見分ける

花芽は成長すると花になる芽、葉芽は成長すると葉になる芽です

花芽を切ってしまうと翌春、花が咲かなくなってしまうため剪定の際には「花芽」を切り落とさないように注意しましょう。

一方、葉芽はすべてでなければ切り落としても問題ありません。

この2つの芽を見分けながら剪定するようにしましょう。

 

  • 芽がぷっくり丸いのが「花芽」
  • 芽がツンッと尖ってるのが「葉芽」

 

大きくなりすぎたハナミズキはプロに任せる

ハナミズキは放置していると10m近くになることも珍しくありません。

大きくなりすぎた場合、剪定が難しいだけではなく害虫が発生している可能性もあります。

もし剪定に不安が残る場合は、無理に自分で進めようとせずにプロに任せるのも一つの方法です!

怪我や失敗の原因にならないよう慎重に判断しましょう。

 

まとめ

ハナミズキは、日本の庭木の中でもとくに人気が高いです。

育てやすく、強い剪定も必要ないため植物初心者にもおすすめです。

ただし、冬には不要な枝を切る「間引き剪定」と古い枝を切る「切り戻し剪定」を木の状態に合わせて行うことが求められます。

このとき花芽を切り落としてしまうと、翌春花を咲かせないので注意しましょう。

また、大きくなりすぎたハナミズキの剪定は初心者には難しいかもしれません。

失敗する可能性もあるため、少しでも不安がある場合はまず業者に相談することをおすすめします。

無料見積もりや現地調査をしてもらった上で予算を検討しましょう。

TAKUMeeなら専門技術の高さと豊富な経験を有する造園業者を厳選し、地元の複数社からの無料見積もりをご案内いたします。

庭木や植木の剪定・伐採はもちろん、庭木1本から幅広くご依頼を承っております。

庭木や植木の作業の費用が気になる場合にも、ぜひお気軽にご相談ください。

       

人気の記事

       

人気のカテゴリ