椿(ツバキ)の剪定はいつ?適した時期や方法、花を咲かせる手入れの仕方

椿(ツバキ)は日陰でも育つことから、鉢植えや庭木など幅広く楽しめます。

美しい花を毎年楽しむためには正しい時期に剪定をし、お手入れをしてあげることが大切です。

樹形を保つためにも、剪定は必要ですがどこを切ればいいのかわからないという人もいるでしょう。

そこで本記事では、椿の剪定時期や方法、手入れの仕方について詳しく解説します。

 

椿を剪定しないとどうなる?

椿は剪定をしないと枝葉が生い茂り、樹形が崩れたり害虫が発生しやすくなったりします。

また、風通しが悪くなることから最悪の場合枯れてしまうこともあるでしょう。

剪定をしないと生育が進み、大きくなりすぎると全体に栄養が行き渡らなくなります。

そうすると花つきが悪くなり、開花期に椿の花が楽しめなくなるかもしれません。

このようなたくさんの要因から剪定は必要といえます。

 

椿の剪定時期はいつ?

椿の剪定は、4月〜5月が適しています。

品種によって違いはあるものの、一般的に開花期は11月〜12月上旬。

遅い品種でも2月〜4月ごろまでです。

そのため、暖かくなり花が無くなったころに剪定をすると不要な枝(切る枝)を見極められて、作業を進めやすくなります。

また、6月以降になると花芽がつきだすので剪定で切り落としてしまうリスクがあります。

開花期になっても花が咲かなくなってしまうので、花芽がつき出す前の5月中に終わらせるようにしましょう。

 

どこを切る?椿の剪定方法【図解付き】

椿の剪定は不要な枝を切る「透かし剪定」の方法を用います。

樹形を整えること、風通し・日当たりをよくすることを目的としています。

また、椿を低くしたいときにも使える剪定なので覚えておきましょう。

剪定をする前に理想的な樹形をイメージしておくと作業が進めやすくなるため、あらかじめSNSなどでチェックしてみてくださいね。

剪定で必要な道具は以下の通りです。

 

  • 剪定バサミ
  • 剪定ノコギリ
  • 軍手
  • 癒合剤

 

基本は、枝を切る用の剪定バサミを使い、太い枝は剪定ノコギリで切ります。

怪我をしないように軍手も着用しましょう。

 

「透かし剪定」のポイントは、付け根から切り落とすこと。

円錐を意識すると樹形が整いやすくなるため、上を細く、下を太くカットしていきましょう。

透かし剪定で切るべき枝は以下を参考にしてください。

 

  • 古い枝
  • 枯れ枝
  • 徒長枝
  • 内側に伸びてる枝
  • 混み合った枝
  • 枝分かれした枝
  • 虫の卵がついた枝

 

虫の卵がついた枝葉は、被害が広がらないように迷わず切り落としましょう。

また、切り口には癒合剤を塗ることをおすすめします。

とくに太い枝の傷口は治りにくいため、病気になりやすいです。

剪定後は枝の切り口に癒合剤を満遍なく塗って、雨水や雑菌の侵入を防ぐようにしましょう。

 

椿のお手入れ方法

毎年美しい椿の花を咲かせるためには、剪定以外にも手入れをする必要があります。

水やり・肥料・害虫予防も怠らないようにしましょう。

 

乾燥しないための水やり

椿は乾燥に弱い植物です。

全体に水をかけて、土にもたっぷり水を与えましょう。

とくに開花期の冬は乾燥しやすいので、土の表面が乾かないようにしてください。

 

花つきをよくする肥料

椿は肥料がなくても育ちますが、花つきをよくしたいときは有機肥料を与えると効果的です。

休眠期である12月〜2月ごろに株元に埋めます。

鉢植えの場合は、緩効性肥料を根の近くに与えましょう。

 

殺虫剤で害虫予防

椿に発生する害虫に「チャドクガ」「カイガラムシ」があげられます

チャドクガは、幼虫のときから毒性があり触れると痒みや皮膚炎を発症、痛みを伴うこともあります。

また近づくだけで毒針を飛ばしてくるため注意が必要です。

カイガラムシは、貝殻のような見た目で枝葉・樹木に悪影響を及ぼします。

また排泄物が原因で、すす病を発生してしまうことも。

どちらの害虫も殺虫剤で予防し、見つけた場合は枝葉ごと切り落とすことをおすすめします。

椿を守るために、早めの駆除を心がけてくださいね!

 

まとめ

椿(ツバキ)の剪定は、花が無くなった4月〜5月が適しています。

不要な枝を切る「透かし剪定」で、樹形を整えて、風通し・日当たりをよくします。

剪定のコツは、枝は付け根から切り落とすこと・樹形は円錐を意識することです。

適期に正しく剪定し、毎年美しい椿を咲かせましょう。

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