オオイヌノフグリとは|名前の由来や特徴、花言葉、育て方まで徹底解説!

春の訪れを知らせるオオイヌノフグリ。

青い野花が美しく、自宅の庭で育てている人も多いのでは?

しかし、同じ青く小さな花を咲かせるネモフィラやイヌノフグリと区別がついていない人もいるかもしれません。

今回の記事では、オオイヌノフグリの特徴や花言葉、育て方まで徹底解説します!

自然界では珍しい青い花を楽しみましょう。

 

オオイヌノフグリの特徴

名前 オオイヌノフグリ
種類 オオバコ科クワガタソウ属
開花時期 2月〜5月
花色 青色
生息環境
  • 路傍
  • 空き地
  • 畑の畦道
  • 河川敷
  • 牧草地
  • 荒地
    …など

 

オオイヌノフグリ、小さな青い花びらが特徴の雑草です。

秋に発芽し、寒い冬を乗り越えて2月頃から開花しはじめ、3月〜4月をピークに美しく咲きます

草丈は10cm〜20cmほどで、地面を覆うように育ち、とても丈夫で繁殖力が強い特性を持ちます。

また、太陽の日が当たるときだけ花を咲かせる一日花のため、日が高く昇っている時間帯に観察するといいでしょう。

 

オオイヌノフグリの名前の由来

オオイヌノフグリと似た植物に、「イヌノフグリ」があります。

イヌノフグリよりも大きい花や草をつけていたことから、「オオ(大)」と「犬の陰嚢(フグリ)」を取りオオイヌノフグリという名が付いたといわれています。

 

別名「星の瞳」とも呼ばれる

オオイヌノフグリ別名「星の瞳」とも呼ばれています。

青い花が夜空の星のように見えることからこのような別名がついたそうです。

また、「瑠璃唐草(るりからくさ)」とも呼ばれることがあり、瑠璃色の花を唐草模様に見立てた美しい別名です

 

オオイヌノフグリの花言葉は怖い?

オオイヌノフグリの花言葉は、「信頼」「忠実」「清らか」「慎ましやか」です

これは、オオイヌノフグリの学名(ベロニカ)が、キリストの汗をハンカチで拭った聖女ベロニカの伝説に由来することにちなんでいるとか。

花言葉には怖い意味を持つものもありますが、オオイヌノフグリにはありません。

 

オオイヌノフグリとネモフィラの違い

オオイヌノフグリと似た植物に「ネモフィラ」があります。

ネモフィラもオオイヌノフグリと同じく青い花びらが特徴的で、「瑠璃唐草(るりからくさ)」という、オオイヌノフグリと同じ別名を持っています

花びらの枚数や大きさ、葉の形などに違いがあるので、2つを比較してみましょう。

 

オオイヌノフグリ ネモフィラ
花びらの枚数 4枚 5枚
花びらの大きさ 直径1cm 直径2cm以上
葉の形 丸い ギザギザしてる
草丈 10〜30cm 10〜30cm
原産地 日本在来種 北アメリカ(外来種)

 

ネモフィラといえば、一面に咲き誇るお花畑が印象的ですよね。

茨城県「国営ひたち海浜公園」が有名で、4月頃〜5月上旬が見ごろと言われています。

参考:茨城県「国営ひたち海浜公園」

 

オオイヌノフグリとイヌノフグリの違い

オオイヌノフグリの名前の由来にもなった「イヌノフグリ」。

こちらも淡い青色の花びらが印象的です。

以前は、イヌノフグリも身近なスポットで見ることができていましたが、オオイヌノフグリとの競合や生育環境の喪失などにより、絶滅危惧種に分類されています

 

オオイヌノフグリ イヌノフグリ
花びらの枚数 4枚 4枚
花びらの大きさ 直径1cm 直径2〜3mm
葉の形 丸い 卵円形・ギザギザしてる
草丈 10〜30cm 5〜30cm
原産地 日本在来種 日本在来種

 

オオイヌノフグリの育て方

オオイヌノフグリは、繁殖力が高く、手がかからないので育てやすいです。

その一方で、地植えの場合は繁殖しすぎて他の植物の生育を邪魔してしまう可能性があります

無法地帯に育てないよう注意しましょう。

また、種は売られていないことがほとんどのため、育てる場合は花の終わりにつく果実から種を採取してください。

 

よく日の当たるところに植える

オオイヌノフグリは、日当たりが悪いところでは、綺麗な青い花を咲かせる可能性がとても低いです。

日当たりを好む植物のため、光が不足すると花つきが悪くなる傾向があります

ある程度の半日陰であれば育つこともありますが、最も元気にたくさんの花を咲かせ、色づきをよくするには日当たりのよい場所を選びましょう。

 

こまめな水やり・肥料は不要

もともとが雑草なので、こまめな水やりをしなくても育ちます。

土が乾燥してきたら水やりをする程度で十分です

ただし、開花時期が過ぎたあとも土の中で根は生きているので、同じように水やりを続けましょう。

また、繁殖力が高いことから肥料や土にこだわる必要もありません。

 

地植え・鉢植えどちらでもOK

オオイヌノフグリは、たくましい植物なので地植え・鉢植えどちらでも育てることが可能です

ただし、生長スピードが速く、繁殖力が強いため、地植えの場合は増えすぎないように注意しましょう。

鉢植えやプランターで育てると横へ横へと広がっていくので、平鉢に植えると育てやすいです。

 

まとめ

オオイヌノフグリは、小さな青い花びらが特徴の雑草です。

地面を覆うように広く咲き、春にはお庭を美しく彩りますが、その一方で繁殖力が強いがゆえに増えすぎには注意しましょう。

他の植物の生長を邪魔してしまうかもしれません。

増えすぎた場合は、草刈りや除草することで、広がりを抑えることができます。

自分で対処することも可能ですし、やり方や道具がないという人は、専門業者に依頼しましょう。

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