セツブンソウ(節分草)は絶滅危惧種?特徴や花言葉、育て方まで詳しく紹介

冬から春先にかけて花を咲かせるセツブンソウ(節分草)。

山の斜面にまとまって咲いていることから雑草と思われますが、キンポウゲ科セツブンソウ属の球根植物です。

日本・中国・アジアに自生しますが、希少植物と言われており、早春に可憐な白い花姿を見せるので「春の訪れを告げる花」としても知られています。

今回の記事では、セツブンソウに焦点を当てて、特徴や花言葉、毒性、育て方まで詳しく紹介します。

 

セツブンソウの特徴

名前 セツブンソウ
種類 キンポウゲ科セツブンソウ属
開花時期 2月〜3月
花色
生息環境
  • 山裾
  • 草原

…など

 

セツブンソウ(別名:エランティス/英名:winter aconite)は、日本固有の植物で日本では関東地方の太平洋側に主に生息しています。

その名の通り、節分の季節に咲くので「セツブンソウ」と名付けられたそうです。

早春に白くて可憐な花を咲かせる多年草で、晩春には枯れる春の植物の一種。

花びらのように見えるのは萼片で、中心部の黄色の蜜腺が特徴です

落葉樹林の下など日陰の環境を好み、とくに石灰質の土壌を好み、林床や林縁、山裾、草原などに自生しています。

 

セツブンソウの花言葉に怖い意味はある?

セツブンソウの花言葉は、「気品」「光輝」「微笑み」「人間嫌い」です。

由来は以下の通りです。

  • 気品:一本の茎に1つだけ咲く上品な姿
  • 光輝:黄色い蜜槽が王冠のように見える
  • 微笑み:足元にそっと咲く姿
  • 人間嫌い:節分の鬼にちなんでる/人里離れた場所にひっそりと咲く姿

セツブンソウの花言葉が怖いと言われているのは、「人間嫌い」の意味を持つからです。

これは、節分の時期に咲くことや山奥に咲くこと、有毒植物であることからつけられたそうです

 

セツブンソウは絶滅危惧種?

環境省レッドリスト(2020年版)では、準絶滅危惧に指定されています

地域によっては、より厳しい「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」に指定しているところもあり、採取するのは避けましょう。

セツブンソウは、特定の環境でしか育たないため、一度自生地が破壊されると回復が難しい植物です。

お庭で育てるか、自生しているセツブンソウを鑑賞して楽しみましょう。

 

セツブンソウに毒性はある?

セツブンソウには毒性があります

とくに根の部分にトリカブトと同じ、アコニチンなどの毒性成分を含んでいます。

誤って口にしてしまうと、唇のしびれや吐き気、下痢、腹痛などの中毒症状を引き起こす可能性があります。

子どもやペットが口にしないように注意してください。

 

セツブンソウの育て方

セツブンソウは、林や山に自生しているため気軽に鑑賞を楽しめる植物ではありません。

そのため、庭で育ててみるのはいかがでしょうか?

セツブンソウは、種を撒いてから発芽まで1年はかかるので、8月〜9月辺りに球根を植え付けるのがおすすめです。

 

育てる場所

セツブンソウは、通気性と水はけのよい環境を好みます

開花までは、日当たりがよい場所におき、花後から休眠期に入るまでは直射日光が当たらない半日陰で管理しましょう。

地上部が枯れたら涼しい日陰に移動させてください。

また、耐暑性があまり高くないため高温多湿の環境にはならないよう注意が必要です。

落葉樹の下に植えるのが理想的です。

 

水やり

セツブンソウに、多湿はNGです

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

一方、地上部が枯れて休眠期に入ってからは乾燥気味でも問題ありません。

ただし、完全に乾いてしまうと球根まで枯れてしまうのでほどほどにしましょう。

庭植えの場合は、基本的に水やりの必要はありません。

 

肥料

花後に地上部が枯れるまでの期間に、液体肥料を与えると球根を充実させることができます。

10日前後に1回を目安に与えるといいです

肥料切れを起こすと、翌年の花が咲きづらくなるので忘れないようにしましょう。

 

冬の育て方

セツブンソウは、暑さに弱い反面、寒さにはとても強いです

霧や雪が降るくらいは問題ないので、冬でも屋外での栽培ができます。

地表に芽や花が見えてきたら、遅霜や強い風に注意してください。

 

まとめ

セツブンソウ(節分草)は、節分の季節に花を咲かせるので、その名がつけられました。

白くて小さな花、中心部の黄色の蜜腺が特徴です。

可憐なセツブンソウは、環境省により全国にてレッドリストに指定されています。

準絶滅危惧種の一つであり、地域によってはより厳しい絶滅危惧Ⅱ類に指定されているほどです。

自生しているセツブンソウを見つけても観察だけにし、採取しないようにしてください。

栽培で楽しむには、球根を植え付けて土壌・水やり・肥料に配慮しましょう。

ただし、セツブンソウは有毒植物のため、子どもやペットの誤飲には十分気をつけてください

       

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