菜の花(なのはな)とは?食用・観賞用との違いや簡単レシピ&保存方法を紹介
春の訪れを告げる菜の花。
「道端に咲く花は食べられる?」「苦くない茹で方は?」と、食用にする方法が気になる人も多いはずです。
よく耳にする菜の花は、アブラナ科の総称で、食用と観賞用では選び方が異なります。
この記事では、毒性の有無からアク抜き、保存術、似た花との見分け方まで徹底解説します!
菜の花(なのはな)とは野菜?雑草?

| 名前 | 菜の花(なのはな) |
| 種類 | アブラナ科アブラナ属 |
| 開花時期 | 2月〜5月 |
| 花色 |
|
| 生息環境 |
…など |
黄色い絨毯のように広がる「菜の花」。
実は、植物学的に「菜の花」という特定の名前の植物は存在しません。
菜の花とは、アブラナ科アブラナ属の植物に咲く「黄色い花」の総称で、私たちが普段食べている小松菜やチンゲンサイ、ブロッコリーも、花が咲けばすべて「菜の花」の一種ということです。
スーパーに並ぶ野菜としての側面もあれば、河川敷に自生する野草(雑草)としての側面もある、非常に身近で奥深い存在と言えるでしょう。
菜の花の花言葉
菜の花の花言葉は、「快活」「明るい希望」「小さな幸せ」「豊かさ」「財産」です。
厳しい冬を乗り越え、春の陽光を一身に浴びて咲き誇る姿にぴったりのポジティブな言葉ばかりです。
見ているだけで元気がもらえる鮮やかな黄色は、まさに「明るい希望」そのものと言えるでしょう。
食用の菜の花と観賞用の違い|毒性はある?

「公園の菜の花を摘んで食べても大丈夫?」と、雑草を口にすることに抵抗がある人もいます。
菜の花には、毒性がなく正しく下処理すれば食べることが可能です。
その一方で、食用として栽培されたものと、観賞用や野生のものでは、味や安全性において大きな違いがあります。
スーパーで売られている「菜花(なばな)」の特徴
スーパーの野菜コーナーにあるのは、主に「菜花(なばな)」と呼ばれる食用専用の品種です。
すでに苦味が抑えられていて、茎や葉が柔らかくなるよう改良されています。
また、農薬基準が遵守されており、安心して口にすることができます。
道端の菜の花は食べられる?
道端に自生している菜の花は、食べることはできますが品種改良されていないため、苦味が非常に強いことがほとんどです。
さらに、公共の場所では除草剤が撒かれている可能性が高く、犬の散歩コースやゴミの投棄など、衛生面でのリスクがあります。
菜の花の食べられない部分
菜の花は、アク抜きが必須ですが何でも美味しく食べられるというわけではありません。
花が開くと苦味が一段と強くなり、食感もボソボソするため、蕾の状態でいただくのがおすすめ!
また、茎の下の太くて筋っぽい部分は、硬すぎるため食べても口の中に残るので切り落とすのが無難です。
菜の花の苦味を抑える茹で方と保存法

菜の花のほろ苦さは魅力の一つですが、強すぎると食べにくく感じます。
とくにお子様は苦手に思うかもしれません。
ここでは、アク抜きの方法と保存方法について紹介します。
アク抜きする方法
菜の花は、たっぷりのお湯で短時間に茹で上げるのが鉄則です!
アク抜きと美味しさを両立させます。
<アク抜き方法>
|
この工程により、色鮮やかなまま、えぐみの定着を防ぐことができます。
冷蔵・冷凍保存方法のポイント
菜の花は「乾燥」と「熱」に弱いです。
鮮度を保つために、冷蔵・冷凍の正しい保存方法を紹介します。
| 冷蔵保存
(目安:2〜3日) |
|
| 冷凍保存
(目安:2〜3週間) |
|
植物は生えていたときと同じ向きに置くことで、余計なエネルギー消費を抑えて長持ちします。
冷凍していれば、忙しい日にも凍ったままパスタやスープに使えて便利です。
菜の花を美味しく食べる簡単レシピ

アク抜きができたら、次はその個性を活かした料理に仕上げましょう。
レシピ①:菜の花のおひたし
まずはシンプルに素材を味わうおひたしです。
菜の花といえば、おひたしが定番なので覚えておきましょう。
<作り方>
|
とても簡単な工程ですよね。
ポイントは、だし汁をしっかり吸わせるために、菜の花の水気はしっかり、でも優しく絞ることです。
レシピ②:菜の花のパスタ
菜の花をパスタにするならオイルベースがおすすめです。
<作り方>
|
仕上げにパスタの茹で汁を少し加えると、ソースが乳化して菜の花によく絡みますよ。
レシピ③:菜の花のベーコン炒め
菜の花のベーコン炒めは、おかずの一品にはもちろん、お弁当のおかずやお酒のおつまみにも最適です。
<作り方>
|
菜の花の苦味とベーコンの脂は相性抜群です!
少し濃いめの味にすると大人向けになりますし、味付けを抑えても苦味がほとんど感じられないので、お子様にもおすすめです。
追加で炒り卵を追加すれば彩り豊かになります。
間違えやすい「菜の花に似た花」との見分け方

河川敷や空き地で黄色い花を見つけたとき、それがすべて菜の花とは限りません。
とくに見間違えやすいセイヨウカラシナとの違いを、表を用いて解説します。
見分ける最大のポイントは、花ではなく「葉のつき方」にあるので注目してみましょう。
セイヨウカラシナとの違い
河川敷などで最もよく見かけるのがセイヨウカラシナです。
とくに菜の花(アブラナ)と混同されやすく、毒性もなく食用にすることができますが、大量摂取による健康リスクや、特有の辛みによる刺激があるため注意が必要です。
| 菜の花(セイヨウアブラナ) | セイヨウカラシナ | |
| 葉のつき方 | 茎を抱き込むように生える | 茎を抱かず、葉に柄がある |
| 葉の色 | 青白い | 明るい緑 |
| 花の密度 | 茎の先端に密集して咲く | 隙間があり、バラバラと咲く |
| 開花時期 | 2月〜5月 | 3月〜5月 |
| 味 | ほろ苦い | 辛味が強い |
葉の付け根に茎を抱き込むような突起がなく、葉に柄(え)があるのが最大の特徴です。
花の一つひとつに隙間があってバラバラと咲き、口にするとピリッとした強い辛味があります。
菜の花と同様にした処理するか、漬け物にするのが一般的です。
まとめ
春の訪れを象徴する菜の花は、野草ですが正しい知識を持って選ぶことで、心身を整える最高の旬野菜となります。
スーパーに並ぶ菜花、野生のセイヨウアブラナどちらも食べることができますが、下処理・調理法には工夫が必要です。
苦味を抑えるための下処理は、1%の塩を加えたお湯で茎から時間差で茹で上げるのがポイント!
自生している菜の花を見分けるときは、葉が茎を抱き込んでいるかどうかを確認し、排気ガスなどの影響がない場所で採取することを忘れないでください。
正しい知識に基づいた選び方や調理法をマスターすれば、今しか味わえない春の香りを日常の食卓で安全に、そして最高に美味しく楽しむことができるはずです。
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