紫陽花の剪定時期はいつ?剪定方法や育て方、失敗したときの対策を解説

梅雨の時期になると美しい姿を見せ始める紫陽花(アジサイ)。

紫陽花は繁殖しやすく、育てるのも簡単なため庭にある家庭は多いです。

しかし「紫陽花の剪定時期はいつ?」「どうやって剪定するの?」と、剪定方法やタイミングが分からず放置してはいませんか?

紫陽花は目的に応じて年1回の剪定が必要であり、翌年にきれいな花を咲かせるには適したタイミングや注意点を把握しておく必要があります。

本記事では、アジサイの剪定時期や方法などについて詳しく解説します。

 

紫陽花の剪定時期

紫陽花は、年1回剪定を行う必要があります。

基本的に花が咲き終わった夏剪定(6月下旬〜7月)を毎年行います。

場合によっては、休眠期の冬剪定(1月〜2月)をすることがありますが、毎年行う必要はありません。

花芽と枝葉の見分けがつきにくく、誤って花芽を切り落としてしまう可能性があるからです。

剪定時期 目的
夏剪定(6月下旬〜7月) 翌年の花付きをよくする

遅くても8月中には剪定を終わらせる

冬剪定(1月〜2月) 樹形を整える、風通しをよくする

花芽を摘まないように注意する

紫陽花を剪定してはいけない時期

花が咲く直前の3月〜5月の剪定は初心者には難しいです。

また、8月に入ると来年の花芽ができはじめるため、切り落としてしまうリスクを回避するために剪定は控えましょう。

 

紫陽花を剪定しないとどうなる?

紫陽花を剪定せずに放置してしまうと、枝がどんどん伸びてしまい手が届かないくらいに成長してしまいます。

そうすると手入れがしにくくなるでしょう。

また、適切な時期に剪定をしないと新芽もできません。

花が咲かなくなるかもしれないので、必ず正しい剪定時期・方法を取り入れてください。

 

紫陽花の剪定方法【図解】

紫陽花の剪定は、6月下旬〜7月の夏剪定を基準に行います。

花が咲き終わり、色あせてきたタイミングがその時期です。

切り落とす場所は、脇芽の1cm程度上を目安にするのがポイントです。

一般的に、「花から数えて2〜3節目あたり」を目安に切ると言われることもありますが、紫陽花に関しては樹形に合わせるようにしましょう。

 

紫陽花は枝の先端に近い花芽から優先的に育つため、一般的な目安で剪定を行うと年々大きくなります。

「植えた直後で育ちきっていないので大きくしたい」「花をたくさんつけたい」という目的があれば、一般的な目安で剪定を行うのがおすすめです。

一方、樹形を小さく維持したいのであれば、脇芽の上で切るのを目安にすると、ちょうど良くなります。

なお、紫陽花の剪定には剪定バサミがあれば十分です。

 

花が咲かなかった枝の剪定方法

花が咲かなかった枝は、花を咲かせるためのエネルギーを温存している状態なので、翌年には咲く可能性があります。

もっとも、新しい花芽ができているわけではないので、枝が長く伸びるなど樹形を乱しているのであれば、夏剪定の対象としても良いでしょう。

ただし、短い枝まで切ってしまうと、翌年に花が咲かないリスクがあります。

翌年も花が咲かないという失敗を防ぐため、樹形から大きく外れた枝に限って剪定を行うのがおすすめです。

 

紫陽花を小さくしたい剪定方法

紫陽花を小さくしたい場合は、冬に強剪定を行いましょう。

まだ葉がある時期に強剪定をしてしまうと枯れてしまうリスクがあるからです。

強剪定の方法は、すべての枝を根元から30cmほどの高さで切りそろえます

数本残してしまうと樹形が崩れてしまうのでバッサリ行ってください。

ただし、冬に剪定すると翌シーズンの花は咲きません。

数年に一度、強剪定を実行するか検討しましょう。

 

紫陽花の剪定に失敗したらどうする?

紫陽花の剪定は、初心者であってもそこまで難しいものではありません。

しかし、花芽を切り落としてしまったり刈り込みすぎたりしてしまうことがあるので注意しましょう。

ただ、紫陽花は強い花のため、多少の失敗で枯れてしまうことはほとんどないのです。

何らかの失敗があり、翌年花を咲かせなくても、その次の年には開花することはよくあります。

「剪定を失敗しちゃったかも」と思っても、あまり気にせず花が咲く日を楽しみに待ちましょう。

 

鉢植え紫陽花の植え替え方

鉢植えの紫陽花を購入した場合、その年は鉢のまま育てて問題ありません。

落葉期(冬)になり、すべての葉が落ちたら植え替えするタイミングです。

植え替え方は以下の手順で進めるようにしましょう。

植え替え手順 植え替え方法
1.鉢底にネットと石を敷く 鉢底ネットと鉢底石を敷く

(害虫予防のため)

2.肥料・培養土を入れる 肥料と培養土を混ぜ合わせて鉢に入れる

(苗・ウォータースペースをあけておく)

3.苗木を抜く 苗木を元鉢から抜く

優しく根かき作業を行う

(根かき作業は、根の生長を促進する)

4.苗木を植える 抜いた苗を鉢に入れて、隙間に培養土を入れる

(満遍なく培養土を入れる)

5.水やり 鉢底から水が流れるくらいたっぷり水やりをする

土が沈んだら減った分だけ培養土を追加する

再度水やりをする

 

2年に一度くらいのペースで、植え替え作業をするといいでしょう。

 

まとめ

紫陽花は、年1回の夏剪定(6月下旬〜7月)を基準に、目的に合わせて休眠期の冬剪定(1月〜2月)をすることがあります。

初心者でも扱いやすいと言われていますが、適切なお手入れ方法を把握しておくようにしましょう。

紫陽花は成長が早いので剪定を怠ってしまうと「手が届かないくらい大きく成長してしまった」ということになりかねません。

そのような場合、無理に自分で行おうとはせず、まずは業者に相談してみることをおすすめします。

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