パキラを剪定しないとどうなる?剪定時期や方法、剪定後の育て方を解説

観葉植物の一つである「パキラ」。
青く広がる緑の葉が美しく、オシャレな見た目から自宅で育てている人は多いです。
鉢植えでの室内栽培が一般的であり、初心者でも簡単に育てることができます。
しかし、パキラの成長速度は早いので、必ず剪定をしなければなりません。
ただ難しい剪定は不要なので、本記事を参考にぜひ取り組んでみましょう。
パキラを剪定しないとどうなる?
パキラは成長速度が早いため剪定しないと樹形が崩れ、見た目が悪くなります。
新しい茎が伸び、葉が生い茂り、幹あたりの葉は枯れ落ちてしまうのです。
具体的には、以下のような症状がパキラに起きる可能性があります。
- 枝葉の風通しが悪くなる
- 湿気により害虫が発生する
- 茎がひょろひょろになり弱る
- 伸び切ってしまい枯れる…など
生命力が強いパキラですが、放置しすぎると枯れてしまうので注意しましょう。
初心者でも簡単に剪定できるので、ぜひ後述の剪定方法を身に付けてくださいね。
パキラの剪定時期
パキラの剪定は、5〜9月の晴れた日に行うのがおすすめです。
気温が高い時期に剪定を行うと、新芽の生育が活発なので、剪定に失敗があっても元に戻りやすいからです。
また、湿度も低いため病原菌が切り口に付着しにくく、病気の発症リスクも抑えられます。なお、10月以降になると気温が低下するので、この時期に剪定を行うのはおすすめできません。
気温が低い時期に剪定すると、新芽が出ずに切り口から枯れてしまうリスクがあります。
パキラが健全に生育するには、剪定時期が重要であることを把握しておきましょう。
パキラの剪定方法
パキラの剪定を失敗しないためには、まず切る場所を決めることが重要です。
パキラの幹には、成長点と呼ばれる節がいくつかあります。
成長点とは、幹や枝の表面に新芽がふっくら出ている部分のことで、見つけにくいポイントではありますがよく観察してみてください。
その成長点から新芽が生えて、枝葉の成長につながるため必ず成長点の上(約2cm)で切り落とすようにしましょう。
この剪定を「切り戻し剪定」といい、伸びすぎた枝葉を切ることで、株の大きさを小さくすることができます。
枝葉を減らすことで、新芽も含め全体に日が当たりやすくなり、株全体の生育を促進する働きもあります。
樹形をリセットする剪定
パキラの剪定を長い期間怠っていると樹形が崩れてしまいます。
また、害虫の発生や枯れが生じているかもしれません。
そのような場合、「丸坊主剪定」と言われる剪定方法を用いるといいでしょう。
枝を根元からすべて切り落とすことで栄養を株元に集中させ、中心から再度復活させる効果があります。
ただし、丸坊主にすると、枝葉からは光合成ができません。
そのため、時期を選ばずに剪定すると、再生までに時間がかかります。
最も活発に成長する5〜7月に剪定することで、スピーディーな復活を期待できます。
編み込みパキラの剪定
幹が編み込まれたパキラは、幹や根が複雑に入り組んでいるので、栄養が行き届かないことがあります。
栄養が行き届いていない幹から枯れることもあるので、その場合は枯れた幹を中心に切り取りましょう。
中には複雑に入り組んでいて剪定できない状況もあるので、枯れた幹を見つけて切るのが効率的です。
とくに編み込みのパキラでは、傷んだ枝をそのままにしていると周囲へ影響が及びやすいので、早めに対処しましょう。
パキラの枝で挿し木も可能
剪定した枝を挿し木にして育てることもできます。
パキラの挿し木の方法は以下の手順を確認しましょう。
パキラの挿し木手順
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土に植えたあとは、根が出るまで土が乾かないように日陰で管理し、水や肥料、日光を与えれば、順調に育ちます。
挿し木を水耕栽培することも可能なので、手順3まで進め、鉢とは違う楽しみ方をするのもおすすめです。
パキラ剪定後の育て方
パキラは剪定後も、適切にお手入れすることが重要です。
新芽が綺麗に出て、健全に生育するよう、置き場所や水やりなどのポイントを把握しておきましょう。
日当たり・風通しのよい場所に置く
パキラは、日当たり・風通りのよい場所に置くのがおすすめです。
パキラは日当たりのよい環境を好むので、環境を整えることで健全に生育します。
ただし、直射日光が当たると葉焼けすることがあるので、日当たりを調整することが重要です。
とくに、夏は日差しが強いので、時間帯によっては日が直接当たらない場所に避難させるなど調整しましょう。
なお、新芽も直射日光に弱いので、置く環境に配慮することが大切です。
水やりは土が乾ききってから行う
パキラの水やりは、土が乾ききってから行うのがおすすめです。
直接手で土に触れて水分がないことを確認してから、水やりをするのがポイントです。
完全に乾燥したら、底まで達するくらいたっぷり水やりをしましょう。
ただし、水をやりすぎると根腐れを起こすことがあるので、水やりの際は土が乾いていることを確認するのが重要です。
なお、気温が低い時間に水やりをすると傷みやすいので、冬は室温を上げてから水やりをしましょう。
剪定直後は肥料を控える
パキラは、剪定直後は肥料を控えるのがポイントです。
剪定直後は株に負担がかかっているので、刺激の強い肥料を与えると傷むリスクがあります。
また、土の肥料の濃度が高いと、根に負担がかかることもあるので注意が必要です。
剪定後のパキラは繊細な状態になっていることを配慮し、肥料を与えるタイミングに気を付けましょう。
まとめ
パキラは5〜9月の暖かい時期に、適切な方法で剪定を行う必要があります。
タイミングや方法を把握しておき、健全な生育促進を目指しましょう。
また、剪定はもちろん、その後のお手入れを欠かさないことも大切です。
パキラの特徴を把握した上で剪定し、きれいな状態をキープしましょう。
なお、パキラの剪定に難しさを感じた場合は、TAKUMeeにご相談ください。
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大人気の観葉植物「パキラ」で自宅を華やかにしましょう。
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