ブルーベリーの剪定はどこを切る?剪定時期は夏と冬!失敗しないコツとは

たくさんの実をつけるブルーベリーは、剪定をしなくてもある程度の樹形は保たれます。
しかし、質の高い実を収穫したり害虫発生を防いだりするためには、剪定はとても重要な作業です。
「剪定はどこを切るの?」「いつしたらいいの?」「自分でもできる?」と不安に思うこともあるでしょう。
そこで本記事では、ブルーベリーの剪定はどこを切るのか?剪定方法や剪定時期、失敗しないコツを解説します。
ブルーベリーの剪定をしないとどうなる?
ブルーベリーは剪定をしないと、枝葉が伸びてだらしない見栄えになります。
また、光合成ができないことで成長に悪影響を及ぼしたり、害虫が発生したりと実の収穫にも関わることになるでしょう。
ブルーベリーの剪定は自分ですることもできますが、難しい場合は業者に依頼することもできます。
生育中のブルーベリーは放置せずに手を加えてあげるようにしましょう。
ブルーベリーの剪定時期は夏と冬
ブルーベリーの剪定時期は、夏(5月〜7月)と冬(1月〜2月)の年2回が適しています。
夏の剪定は7月の花芽がつく前に行うものです。
冬の剪定は休眠期に行うため、剪定によるダメージを抑えることができます。
初心者であれば、植物にダメージが少ない冬の剪定から行うといいでしょう。
不要な枝葉をカットするだけなので、手軽にはじめやすいのが魅力です。
どこを切る?ブルーベリーの剪定方法
ブルーベリーの剪定は、自分ですることができます。
その際に必要な道具は、剪定バサミと軍手のみです。
太い幹や枝がある場合は剪定ノコギリもあるといいでしょう。
夏の剪定方法・冬の剪定方法について手順も含め順に解説します。
夏の剪定(5月〜7月)
夏の剪定は、春に伸びすぎた枝を中心に切ります。
主に乱れた樹形を整えることが目的です。
なお、花芽がつき始める7月以降になると、翌年の収穫に影響するので、7月までには剪定を完了させましょう。
また、枝を切りすぎると実の量が少なくなるので、長すぎる枝のみ剪定するのがおすすめです。
手順
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冬の剪定(1月〜2月)
ブルーベリーは冬になると葉を落として休眠期に入るので、冬は剪定に適しています。
枝のみの姿になっているので、形を確認しやすいのがポイントです。
また、不要な枝もわかりやすく、剪定する枝を効率的に見極められるでしょう。
手順
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冬の剪定では、植え付け後の年数に応じた方法を取り入れることも大切です。
以下を参考に剪定に役立てましょう。
1年〜2年 | 実の収穫よりも株の十分な生育を念頭に、花芽がつきそうな枝のみを残してほかの枝を半分の長さに切り戻す |
2年〜3年 | 実つきをよくするために、細い枝や内側に伸びる枝、株元から伸びる細い枝(シュート)を中心に切り落とす |
3年目以降 | 収穫量を安定させるため、株の健康状態の更新を念頭に、花芽が3分の1から2分の1ほどになるまで枝を切り戻す |
なお、冬剪定では、主軸となる枝を8〜10本程度残して剪定を行うのがおすすめです。
冬に不要な枝をばっさり切り落とすことで、春の実のつき方が良くなります。
ブルーベリーの剪定で失敗しないコツ
ブルーベリーの実つきをよくするためには、適切な時期に剪定を行うことが重要です。
また、剪定する枝の見極め方など特徴的な注意点があります。
以下ではブルーベリーの剪定で失敗しないコツを解説します。
間違って花芽を切り落とさないようにする
ブルーベリーを剪定する際は、間違って花芽を切り落とさないようにしましょう。
ブルーベリーには、枝先に花芽がつき、それより下に葉芽がつくという特徴があります。
そのため、枝先からすべて切り落とすと花が咲かず、果実も実りません。
もっとも、花芽のついた枝をすべて残すと、十分な養分が行き渡らないので、花芽が枝先に数個ついたものを選別し、残りを剪定する必要があります。
花芽は大きくふくらんでいて比較的見つけやすいので、目視で確認しながら剪定を進めることが大切です。
ブルーベリーの木を確認し、必要な花芽を残し、果実が実る生育環境を整えましょう。
芽の向きに注意する
ブルーベリーを剪定する際は、芽の向きに注意が必要です。
花芽がついている枝であっても、上向きもしくは内向きについた芽は切り落としましょう。
これらの芽を残すと、そこから枝が成長して風通しが悪くなる可能性があります。
外向きもしくは下向きになっている芽は残す必要があるので、芽の向きに注意しながら剪定するのがポイントです。
枝を切る位置は、芽の上から5mmほどが目安です。
なお、ブルーベリーの花芽は20cm以下の枝先につくという特徴があるので、長すぎる枝は切り落とし、全体に十分な養分が行き渡るようにしましょう。
芽の向きに注意しつつ、剪定する枝を見極めることが成功のコツです。
枝を減らしすぎない
ブルーベリーの剪定では、枝を減らしすぎないことが大切です。
剪定の対象となるのは、不要な枝や細くて長い徒長枝であり、これらの枝を除去することで成長を促進できます。
ただし、3つほど花芽をつけた枝や成長途中の枝まで切り落とすと、光合成に必要な葉が育たなくなり、枯れるリスクがあります。
剪定すべき枝かそうでないかの見極めを行ったうえで、慎重に剪定しましょう。
地植えのブルーベリーには摘心を行う
苗木から地植えを行う場合、枝数を増やすために「摘心(てきしん)」という作業が必要です。
摘心とは、茎や枝の先端の芽を摘み取る作業のことです。
摘心を行う時期は5月中旬〜6月中旬頃が適しており、30cm以上伸びた新梢(しんしょう)の3分の1ほどを切り落とします。
実つきをよくするためにも、摘心のタイミングを逃さないようにしましょう。
(※新梢とは、新しく伸び出した枝のこと)
ブルーベリー剪定の費用相場
ブルーベリーの枝が伸びすぎている場合、自分で剪定を行うと怪我をするリスクがあります。
また、剪定に失敗してしまうと光合成ができずに、成長に悪影響を及ぼしたり、害虫が発生したりと実の収穫にも関わってくるでしょう。
少しでも自分で剪定することに不安を感じたら、業者へ依頼することをおすすめします。
ブルーベリーは、1〜3メートル程度に育つケースが多く、樹高によって費用は異なります。
3メートル未満であれば、約3,000円が目安です。
ただし、樹高のみならず、剪定にかかる時間単位で料金設定する業者もあるので、あらかじめ見積もりを取るようにしましょう。
複数の業者に見積もりを取り、比較検討することが重要です。
まとめ
ブルーベリーは夏と冬の年2回の剪定が適しています。
また生育年数も意識し、適切な方法で剪定を行いましょう。
花芽の向きを確認する・枝を切り落としすぎないなど、ブルーベリーならではの注意点があるので、あらかじめ情報を整理したうえで剪定するのがうまくいくコツです。
なお、ブルーベリーの剪定は自分でできますが、伸びすぎてしまった場合、怪我や失敗のリスクが高くなってしまいます。
少しでも不安が残るのであれば、まずは業者に相談しましょう。
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