TAKUMeeの害虫対策で庭木のお手入れ!|料金比較・一括見積

TAKUMeeの害虫対策で庭木のお手入れ!|料金比較・一括見積

2024/12/04

庭に虫が発生してしまい、気づいたら大量発生していた…実はこのような事態は珍しいことではありません。

少しの油断が、木を弱らせたり、葉をスカスカにしたりする原因になるのです。

樹木や植物を守るために、本記事では害虫対策の中でとくに効果的な「庭木の消毒」について詳しく解説します。

「すでに大量発生してる」「木が弱ってる」そんな状態でも効果を実感できるのでぜひ取り入れてみてくださいね。

 

庭木の消毒とは?消毒によって何が予防できる?

庭木の消毒とは、病原菌(カビや菌)を殺菌したり、害虫を駆除したりして病気や害虫から植物を守る作業のことです。

また、消毒することで害虫発生や病気の予防もできます。

植物は一度病気にかかると自然に治ることはありません。

適切な時期に、正しい薬剤を用いて手入れしてあげることが庭木を守るために重要なのです。

 

消毒時期は?

庭木の消毒は、ほぼ一年中しなくてはなりません

それは季節に合わせた予防・対策をするためです。

 

消毒時期 目的
1月〜2月 春の害虫繁殖を予防する
3月〜5月 活動しだした害虫を退治する
7月〜9月 活動が活発なった害虫・病気を撃退する

 

病害虫が活動していない「1月〜2月」

冬の病害虫は活動を停止しています。

しかし、その間に消毒しておくと春になったときに害虫の繁殖を抑制することができるのです。

また病気を防ぐ効果にも期待できるため、「冬だから大丈夫」と思わずに1月〜2月に消毒しましょう

 

病害虫が活動をし始める「3月〜5月」

春は虫にとって活動し始めるタイミングです。

冬に消毒したのになぜ害虫が発生するの?と疑問に思うかもしれません。

残念ながら冬の消毒だけで100%対策することはできないためです。

そのため害虫が活発になる前に、消毒をし被害から守るようにしましょう。

ただし、春に芽吹く新芽は薬剤に弱いため低刺激の薬剤を選ぶのがポイントです!

 

もっとも活動が活発になる「7月〜9月」

夏は害虫にとって活動期です。

そのためもっとも消毒に力を入れなければなりません。

とくに、夏場はゲリラ豪雨や台風など水害も増えるので消毒が流れ落ちる可能性もあります

消毒してもまたすぐに病気や害虫が発生することも珍しくないため、こまめに消毒するようにしましょう

 

代表的な庭木の害虫

まずは、代表的な庭木の害虫について解説します。

ムシだからといって対策してはいけない益虫も存在するため、そちらも把握しておきましょう。

 

【害虫】コガネムシ

幼虫・成虫ともに食害を起こす害虫です。

ムシの成長に合わせて食害もスピードアップするので早めの対処が求められます。

 

発生しやすい時期:4月〜6月

 

【害虫】カイガラムシ

カメムシの一種で、吸汁により生育に悪影響を及ぼします

寄生により新梢や新葉の伸びが悪くなり、枝枯れを起こします。

 

発生しやすい時期:5月〜8月

 

【害虫】アブラムシ

新芽を好むムシで、枝の先端部・茎・根などに口針を差し込み汁液を吸います。

すす病を誘発するムシです。

 

発生しやすい時期:4月~6月・9月~10月

 

【害虫】コナジラミ

葉裏に寄生し汁を吸い、繁殖し続けます

被害が進むと、葉緑素が抜け白っぽくなり、すす病やウイルス感染を引き起こします。

放置していると薬剤に対する抵抗力がつくため、駆除するのが厄介です。

 

発生しやすい時期:5月〜10月

 

【害虫】チャドクガ

幼虫のときは毛虫、成虫になれば蛾になる毒を持つムシです。

卵のときから毒針毛を身にまとい、触れると皮膚炎を起こす恐れがあります。

かゆみが伴い赤く腫れ、湿疹とかゆみと痛みが2〜3週間続くことになります。

 

発生しやすい時期:4月~6月・8月~9月(幼虫)/7月~8月・9月~11月(成虫)

 

【益虫】ナナホシテントウ

ナナホシテントウは、アブラムシやハダニを食べてくれる益虫(植木にとって有益な虫)です。

名前のとおり7つの黒い斑点が特徴です。

 

【益虫】アシナガグモ

見た目の奇妙さから毒があるように思われますが無害です。

むしろゴキブリ・ハエ・カなどの害虫を食べてくれる益虫です。

見つけても駆除せずに放置しておくといいでしょう。

 

代表的な庭木の病気

次に、庭木に襲いかかる危険な病気について解説します。

 

うどんこ病

葉・茎・花にうどん粉のような白いカビが生える病気です。

光合成ができなくなるため生育に悪影響を与えます。

 

黒星病(クロホシビョウ)

果実・葉・枝に黒い円形の斑点ができ、感染する病気です。

株が衰退し花が咲かなかったり、果実にカビが生えたりします。

 

炭疽病(タンソビョウ)

主に果実の葉に少しへこんだような円形の病斑ができます。

ひどくなると果実が落ちます。

 

赤星病(アカホシビョウ)

葉の表面にオレンジの斑点ができる病気です。

斑点が大きくなり、葉裏に房状に毛ばだった円形状の病斑が広がってきたら枯れます。

 

褐斑病(カッパンビョウ)

葉に茶色の斑点ができるカビ感染の病気です。

大きい・小さい斑点が広がり、やがて落葉します。

 

ごま色斑点病(ゴマイロハンテンビョウ)

葉に小さくて黒い斑点が広がり、被害が広がると激しく落葉し丸坊主になります。

 

灰色かび病

花びらや蕾にシミができたり、葉が黒く変色して枯れたようになったりする病気です。

また、表面に灰色のカビが生じることもあります。

 

葉腐病(ハグサレビョウ)

葉・茎に黒っぽい緑の病斑が発生し、葉腐れや葉枯れ、茎折れを起こします。

クモの巣のような病原菌が拡大することもあります。

 

すす病

黒いススのようなカビが、葉・枝・果実に発生する病気です。

カビはどんどん厚みを増し、葉の全体を覆います。

光合成ができないため期待する生育が叶わなくなります。

 

自分で消毒するコツと使用する薬剤の種類

消毒をするときは、薬剤を樹木全体に散布するようにしましょう。

害虫によっては他の樹木に移り、被害を広げることがあるからです。

消毒を散布するときは、まんべんなく行い、病害虫を根絶やしにすることがコツです!

 

庭に使える薬剤の種類

庭に使える薬剤は、主に3種類あります。

 

薬剤の種類 目的
1.殺虫剤 害虫を駆除する薬剤
2.殺菌剤 害虫・病原菌を予防する薬剤
3.殺虫殺菌剤 殺虫・殺菌の効果が合わさった薬剤

 

すでに虫が繁殖している場合、枝葉が食べられ樹木が弱っているため「殺虫剤」で駆除します。

次に「雑菌剤」は予防接種のようなもの。

健康を保つために殺菌剤を使用しますが、病気治療のために用いる薬剤もあります。

もっとも万能な「殺虫殺菌剤」は、害虫駆除・予防どちらもまとめてできるため、手軽に害虫対策が叶います。

 

病気に効く薬剤の種類

庭木が病気になったときは、病気の種類によって薬剤を選びます

主な病気の種類は以下の通りです。

薬剤選びに役立ててくださいね。

 

主な病気の種類 効果がある薬剤
うどんこ病
  • GFベンレート水和剤
  • STダコニール 1000
  • STサプロール乳剤
  • ベニカXファインエアゾール
  • ベニカXファインスプレー
  • ベニカX乳剤
  • マイローズ殺菌スプレー
  • カリグリーン
黒星病(クロホシビョウ)
  • GFベンレート水和剤
  • STダコニール 1000
  • STサプロール乳剤
  • ベニカXスプレー
  • ベニカXファインスプレー
  • マイローズ殺菌スプレー
  • トップジンMゾル
炭疽病(タンソビョウ)
  • GFベンレート水和剤
  • STダコニール 1000
  • トップジンMゾル
  • サンボルドー
さび病
  • STダコニール 1000
  • カリグリーン
  • STサプロール乳剤
  • サンケイエムダイファー水和剤
赤星病(アカホシビョウ)
  • ベニカ水溶剤
褐斑病(カッパンビョウ)
  • GFベンレート水和剤
  • STダコニール 1000
  • サンボルドー
  • トップジンMゾル
ごま色斑点病(ゴマイロハンテンビョウ)
  • GFベンレート水和剤
  • STダコニール 1000
  • ベニカXスプレー
灰色かび病
  • GFベンレート水和剤
  • STダコニール 1000
  • ベニカXファインスプレー
  • トップジンMゾル
  • カリグリーン
もち病
  • STダコニール 1000
  • サンボルドー
葉腐病(ハグサレビョウ)

(ブラウンパッチ)

  • GFベンレート水和剤
  • STダコニール 1000
すす病
  • スミチオン乳剤
  • オルトラン水和剤
  • アクテリック乳剤
てんぐ巣病
  • スタークル顆粒水溶剤
  • アクセルフロアブル
  • フェニックスフロアブル
  • スピノエース顆粒水和剤
べと病
  • エムダイファー水和剤
  • STダコニール 1000
  • オーソサイド水和剤
  • サンボルドー
白絹病(シラキヌビョウ)
  • 石原フロンサイド粉剤
  • カナメフロアブル
  • リゾレックス
  • モンガリット粒剤
  • バリダマイシン液剤

消毒するときの注意点

庭木を消毒するときは、十分注意して行わなければなりません。

健康被害やご近所トラブルに発展しないよう利用法をきちんと守りましょう

 

必要な道具・服装を準備する

薬剤を散布するときは、まず必要な道具を準備しましょう。

薬剤を噴射する「噴射機」は欠かせません。

手動タイプ・電気タイプがあり、消毒する範囲の広さや価格を基準に選びます

また、ご自身の身を守るために以下のような服装をおすすめします。

 

  • 長袖・長ズボン
  • めがね(ゴーグル)
  • 手袋(軍手)
  • 農業用マスク
  • 大きめの帽子
    ※髪の毛は帽子の中に入れる
  • 長ぐつ

 

庭木や樹木の特性にあった薬剤を選ぶ

薬剤を選ぶときは、庭木・樹木の特性に合ったものを選びましょう。

特性を無視して効果だけを見て購入すると本来の目的が達成できません。

薬剤によって「どんな害虫に効果があるのか」「どんな病気に効果があるのか」をしっかり確認する必要があります。

また、庭木・樹木の種類によって「発生しやすい病気や害虫」も異なります。

特性を理解し、目的に合った薬剤を選ぶのが大切です。

 

周囲の物や環境、近所に配慮する

薬剤の種類によっては、肌につくと毒になる可能性があります

まず薬剤を散布する前に洗濯物は取り込みましょう。

窓は閉める、ペットや小さな子どもは部屋で待機、車は遠ざけるのが鉄則です。

また、近くに隣家の樹木がある場合、薬剤が流れ込み相手先の樹木に悪影響を与えてしまうかもしれません。

環境に合わせて、狭範囲用・広範囲用を使い分けましょう

薬剤が飛び散らないように、カバーを用いるのもおすすめです。

 

天候に気を付ける

風が強い日・雨の日は、薬剤を散布するのは控えましょう。

風によって薬剤が別の樹木についてしまったり、雨によって流れてしまったりするとトラブルを引き起こしてしまうかもしれないからです。

天候も意識して、消毒作業を行いましょう

 

消毒後は手・足・顔・服すべて洗う

薬剤の散布が終わったら、手足、顔をしっかり洗いましょう

できればシャワーを浴びるのがベストです。

マスクを着用し、正しい服装をしていても隙間から薬剤が入り込むことがあります。

薬剤が付着したままだったり、吸い込んだりしていると炎症や健康被害を及ぼすかもしれません

 

余った薬剤は蓋を閉めて冷暗保存する

薬剤が余ったらボトルの蓋をしっかり閉めて、冷暗保存しましょう。

もし薬剤が少なくなっても他の薬剤ボトルに移し替えてはいけません

肌に付着して健康被害の恐れがありますし、薬剤が混ざり人体に悪影響を及ぼしかねないからです。

薬剤の取り扱いには十分注意しましょう

 

費用相場

庭木の消毒に使う薬剤は、人体に悪影響を及ぼす危険な一面を持っています。

また、使い方を間違ってしまうと庭木を枯らしてしまうかもしれません。

そのため業者に任せるのが安心です。

 

消毒の費用は、木の種類・高さ・状態などによって異なります。

およその費用相場にはなりますが、以下を参考にしてください。

 

  • 低木(〜3m):2,000円~
  • 中木(〜5m):4,000円~
  • 高木(〜7m):8,000円~

 

剪定や伐採など他のお手入れと合わせて依頼すると、安く請け負ってくれる可能性があります。

まずは、お庭の状態や希望する内容を伝えた上で見積もりを出してもらいましょう。

 

サービス一覧

TAKUMeeでは、専門技術の高さと豊富な経験を有する造園業者を厳選し、複数の地元造園業者からの無料見積もりをご案内しております。

消毒作業はもちろんのこと、剪定、伐採や雑草駆除、外構工事まで幅広いサービスを提供しておりますので、なんでもお気軽にお問い合わせください。

 

サービス一覧 費用の相場
伐採
  • 高さ3m未満:1本あたり3,000〜5,000円
  • 高さ5m未満:1本あたり8,000〜1万円
  • 高さ5m以上:2万円〜
抜根
  • 直径15cm未満:3,000円
  • 直径30〜50cm:7,000〜2万円
剪定
  • 1本あたり:2,500〜20,000円
処分
  • 3m未満:3,000〜5,000円
  • 3m 〜5m:8,000〜10,000円
  • 5m以上:12,000〜15,000円
雑草駆除、対策
  • 一日:10,000〜30,000円
外構工事 ※工事内容による
消毒
  • 低木:2,000円〜
  • 中木:4,000円〜
  • 高木:8,000円〜

 

およその費用相場です。

木の種類・サイズ・作業者の人数などを加味した上で、業者によって価格が異なります。

また、重機や特殊な道具が必要になる庭の場合、別途費用がかかることもあります。

あらかじめ予算を決められるように、見積もり・現地調査は必ず行ってもらいましょう