ヒバの剪定方法とは|剪定・伐採時期や枯らさずに育てるコツを解説

「ヒバが伸びてきたが自分で剪定できるだろうか?」「ヒバを剪定したいが方法がわからない」庭木にヒバを植えたものの、剪定方法がわからずお困りではありませんか?
ヒバは成長が早い樹木なので、定期的に剪定をして形を整える必要があります。
正しい剪定方法や時期、元気に育てるコツを知り、適切に管理して美しい形を保ちましょう。
ヒバとは
ヒバとは、ヒノキ科の針葉樹の1種であり正式な木の名前ではありません。
ヒノキやサワラなどの木の亜種にヒバと名のついたものがあったり、アスナロの変種である「ヒノキアスナロ」をヒバと呼んだりと、ヒノキ科のなかでも特定のグループがヒバとして取り扱われています。
ヒバは、とても丈夫で成長スピードが早いのが特長です。
日当たりの悪い場所でも成長が止まることはありません。
また湿気で腐敗したり、害虫に攻撃されたりすることもないのです。
放っておいても枯れることなく成長する一方で、剪定をしないと見上げるほどの大樹になってしまいます。
ヒバの剪定時期は秋と初夏の2回!
ヒバの剪定時期は、秋(9月〜11月)と初夏(5月〜6月)の年2回です。
初夏の剪定は木の状態に合わせて行うか判断し、メインは秋の剪定になります。
ただし、ヒバを生垣にしている場合は初夏に高さ・幅・形を整える刈込み作業をしましょう。
剪定がダメな日はある?
真夏・真冬の剪定は控えましょう。
丈夫なヒバでも、暑い季節・寒い季節の剪定はダメージが大きく枯れてしまう原因になります。
また、土用の時期は土いじりをしてはいけないと言われています。
あえて行う必要はないかもしれませんね。
ヒバの剪定方法
ヒバの剪定のポイントは、枯れた枝・古い枝を切り落とすことです。
新しい芽の成長を促す、樹形を美しくする目的があります。
剪定方法や必要な道具は以下の通りです。
ヒバの剪定方法
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必要な道具
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ヒバは柔らかいため、手で揉み切ることもできます。
そのため、手を保護する剪定用の手袋があるといいでしょう。
では、順に剪定方法を解説します。
枯れた枝を切る
ヒバ全体の枯れた枝・古い枝を取り除きます。
日当たりが悪く内側に枯れた枝があることもあるので、しっかり確認しましょう。
葉が落ちていたり、茶色っぽくなっていたりするのが見分けるコツです。
混み合う枝を間引く
混み合っている枝を間引きましょう。
これを透かし剪定といい、風通しや日当たりをよくする目的があります。
葉の向こうにある幹や枝が透けて見えるくらいカットします。
コツは、古い枝を中心に取り除くこと。
ただし古い枝から新しい枝が派生している場合は剪定してはいけません。
樹形を整える
希望の高さや形に樹形を整えましょう。
高さ以上に伸びた幹は切り落とし、その切り口からは小さな枝と葉が生えてくるので、木の天井部分を形づくりこれ以上伸びないようにします。
この作業のことを「樹冠(じゅかん)を整える」といいます。
樹冠は日光があたり、木の光合成を全体に促すのでこまめに手入れするようにしましょう。
伸びすぎたヒバは伐採する
伸びすぎたヒバは、伐採するのがおすすめです。
手に負えないほど育ったヒバは、隣家の邪魔になったり害虫の原因になったりする可能性があります。
ただ、育ちすぎたヒバを伐採するのは不慣れな場合、自分ですることはおすすめしません。
チェーンソーを使ったり、周囲に被害を及ぼしたりする可能性があるからです。
また、伐採したあとは抜根作業も必要になります。
剪定すべきか伐採すべきか判断に悩んだときは、業者に相談し対処法を検討するといいでしょう。
元気なヒバを育てるコツ
最後に元気なヒバを育てるコツを解説します。
ヒバを1から育てるために必要なことにも触れているので、ぜひ参考にしてください。
風通しをよくする
葉が密集していると風通しが悪くなり害虫やカビの原因になります。
そうするとせっかくのヒバが枯れてしまうかもしれません。
透かし剪定では、古い枝以外にも葉も揉み切るようにしましょう。
こまめに剪定する
きれいなヒバを保つために、こまめな剪定で樹形を保ちましょう。
ヒバはとても成長が早いです。
そのため長期放置してしまうと、手がつけられないほどの大樹になることも珍しくありません。
急いで強剪定を行ってしまうと新しい芽が出なくなったり、枯れてしまったりする可能性があります。
剪定時期である年2回は、ヒバの様子を見ながら作業するようにしましょう。
これからヒバを育てる人向け
「ヒバをこれから育てたい」という人に向けて、元気なヒバを1から植え付ける手順とポイントを解説します。
ヒバを植え付ける手順
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苗を選ぶ
いい苗を選ぶポイントは、幹がまっすぐ・下枝がしっかりしていることです。
ホームセンターやお花屋さんで取り扱いがあるので、状態を確認して購入しましょう。
植え付ける
植え付けるときは、真夏・真冬を避けるようにしましょう。
日当たりがいい・水はけがいい場所を選んでください。
植え付ける手順
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肥料・水やり
毎年2月に肥料をあげます。
ヒバには、鶏糞や油かすなどの有機肥料がおすすめです。
根元周辺に肥料を撒きましょう。
水やりは、土の表面が乾いてきたらたっぷり水をあげてください。
ただし、植え付けから2年の間だけで十分です。
2年以上のヒバは、とくに水やりはしなくても問題ありません。
まとめ
ヒバは生命力が強く成長が早いため、放っておくと大樹に育ってしまいます。
高さを調えて見栄えを良くするためには、秋と初夏の年2回、剪定作業を行いましょう。
しかし、すでに手に負えないほど高く育ってしまった場合など、個人でのお手入れが難しいケースもあります。
脚立を使っての作業や伐採が必要になるかもしれません。
ヒバの剪定でお悩みの方は、ぜひTAKUMeeにご相談ください。
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庭木や植木の作業にかかる費用が気になる場合にも、お気軽にご相談くださいね。
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