竹の伐採費用はどのくらい?伐採に適した時期や自分で切る方法を解説

「竹林の伐採をまとめてしたい」「竹が邪魔で処分したい」、しかしたくさんの竹の伐採となると費用や伐採方法をイメージしにくいかもしれません。
また、伐採する時期はいつがいいのか、自分で切ることもできるのかなど不明点も多いでしょう。
そこで本記事では、竹を伐採するおすすめの時期や伐採方法、費用相場を解説します。
適した伐採のタイミングと方法で、予算内で上手に対処しましょう。
竹の伐採の時期は秋・冬がおすすめ
竹の伐採は、9月〜11月の秋冬がおすすめです。
この時期は、竹が休むと言われており、竹の幹が水分を吸い込まなくなるからです。
水分量が少なくなった竹であれば、伐採のあとも腐りにくく、樹液が減るので虫が入りにくいというメリットもあります。
また、木材として加工もしやすくなるので負担が少なく済むでしょう。
秋冬に伐採するメリット
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竹を切ってはいけない日
一方、竹を切ってはいけない日は春夏です。
伐採後の竹は腐りやすく、虫もつきやすくなるため春夏の伐採はおすすめできません。
しかし、どうしても暖かいシーズンに伐採をしないといけない場合もあるでしょう。
伐採したあと、竹を木材として再利用する予定がないのならば、処分を早くすることを条件に季節問わず伐採しても問題はありません。
竹の伐採費用の相場
竹の伐採を業者に依頼する際は、伐採費用のみならず、抜根・整地・処分などの費用が発生します。
あらかじめ相場から総合的な費用を算出し、予算の範囲内で利用できるか確認しましょう。
なお、一般的な費用に加え、オプション料金の対象となるケースもあるので、見積もり時に確認するようにしてください。
伐採費用の相場
伐採費用は、竹を切る際に発生する費用であり、相場は100㎡あたり約5万円です。
竹は密集して生えており、1本のみで伐採するケースは少なく、まとめて伐採することが多いので面積で算出されることがほとんどです。
また、竹の高さや太さ、本数、作業環境などによって価格変動があるので見積もりの際に現地にて確認してもらうようにしましょう。
抜根費用の相場
竹の抜根費用の相場は、100㎡あたり約2万円です。
竹の抜根をせずに放置していると、再び生えてくるので抜根まで行うのが一般的ですが、竹の根は1mほど張っていることが多く、作業には手間がかかります。
竹の抜根には重機が必要になり利用料金がかかる他、重機を入れられない環境であれば、手作業で行うことになり人件費がかさむことがあります。
整地費用の相場
抜根のあとの整地費用の相場は、100㎡あたり約5万円です。
抜根を行ったあとは地面がでこぼこに荒れた状態になるので、整地まで行う必要がありますが、面積が広いほどコストがかかります。
竹の伐採後にも土地を活用できるように、整地費用についても把握しておきましょう。
処分費用の相場
竹の処分方法によって費用は異なります。
竹の処分方法
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自治体サービスで処分する場合は、そのままのサイズでは処分できないことがほとんどです。
ゴミ袋に入る大きさにカットして、燃えるゴミとして処分しましょう。
また、ゴミ処理センターに持ち込む方法もありますが「長さ・太さ・乾燥の有無」などセンターによって処分する条件が違います。
処分費用も有料になるため、持ち込む前に確認するようにしましょう。
ただ、大量の竹を伐採した場合は、自治体で家庭ごみとして処分したり、ゴミ処理センターに持ち込んだりすることは現実的ではありません。
この場合、産業廃棄物扱いとなるのが一般的です。
産業廃棄物として処分する場合の相場費用は1kgあたり25円〜となっており、100㎡あたりでは3万円~4万円程度となるケースが多いです。
竹林伐採の補助金
竹の伐採にはそれなりに費用が必要になりますが、自治体によって竹林伐採の補助金が交付されることがあります。
竹が住宅に悪影響を及ぼしたり、交通の妨げになったりすることを危惧している自治体は多いです。
ただし、補助金の有無や金額は自治体によるため、お住まいの区市町村に問い合わせしてみてください。
自分で竹を簡単に切る方法
竹の伐採を自分で行うのは、危険が伴うため注意が必要です。
とくに周囲に障害物や住居がある場合は、倒れる方向によってトラブルになるかもしれません。
勢いだけで伐採してしまわないように、以下の手順や必要な道具、伐採後の処理を確認しましょう。
竹を切る手順
竹を切る手順は以下の通りです。
竹を切るときの手順
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竹を倒す方向を決める
まずは竹を倒す方向を決めます。
以下の点を参考にしてください。
- 障害物がない方向
- 他の竹がない方向
- 竹が傾いている方向
- 搬出しやすい方向
- 斜面の低い方向
建物や公道といった障害物がないのはもちろん、他の竹にあたらない方向にすることも重要です。
切り落とした竹が途中で引っかかってしまうと危険が伴い、作業を中断せざるを得ません。
また、バラバラの方向に竹を切ってしまうと搬出にてこずってしまうため、同じ方向に切り落とすのが理想的です。
無駄な作業を回避するためにも、竹を倒す方向はしっかり見極めましょう。
受け口に切り込みを入れる
倒す方向が決まれば、受け口に切り込みを入れます。
受け口の作り方を例にあげて説明します。
例:竹を左に倒す
水平の切り口の3〜4cm上から斜め下に切り込む |
直径が4cm以下の細い竹の場合は、水平にそのまま切り落としても問題ありません。
ただし、細くても切り落とすのが困難な場合は受け口をつくり、反対側に追い口をつくって伐採しましょう。
反対側に追い口をつくる
次に、受け口と反対側に追い口をつくります。
以下も例を用いて説明しています。
例:竹を左に倒す
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一気に倒れるところまで進めようとせずに、安全確認をしながら1本1本慎重に作業を行いましょう。
一旦、退避する
竹が倒れはじめたら一旦退避しましょう。
倒れる重力に引っ張られ、幹が裂けて跳ね上がってしまい大きな事故を引き起こしてしまう可能性があるからです。
もし、竹が倒れている途中に他の竹に引っかかってしまった場合は、地面に倒れるまで待つか、反対側へ引っ張り出してください。
このとき必ず複数人で作業を行いましょう。
伐採途中に他の木に引っかかってしまい、無理に処理を行おうとする事は大変危険な行為です。
命に関わることなので、絶対に無理はしないようにしましょう。
切り株を処分する
竹の伐採が完了したら、切り株に切り込みを入れます。
竹は枯れるまでに時間がかかるので、切り株を放置すると虫害の温床となる可能性があります。
切り株に切れ込みを入れておくことで枯れやすくなるので、後処理がスムーズです。
枯れたものは根も含めて引き抜くことが可能です。
引き抜いた竹は、小さく切ることで自治体サービスで処分できます。
必要な道具
竹の伐採にはさまざまな道具が必要になります。
どの道具も初心者にはハードルが高いものばかりなので、もし購入する場合はしっかり使い方をマスターしてから伐採に進みましょう。
竹の伐採に必要な道具
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細い竹を数本伐採するのであれば、チェーンソーは不要です。
太い幹やたくさん伐採する竹があるのならば、電動・充電式のチェーンソーがあると便利です。
他にも作業着やヘルメット、保護メガネ、滑り止め軍手など、動きやすさと安全を考慮した服装をしましょう。
竹の伐採を業者に依頼したほうがいいケース
竹の伐採は自分で行うこともできますが、状況によっては難しいケースがほとんどです。
スムーズに作業ができないと、怪我や事故のリスクにつながる可能性が高まります。
以下の項目に当てはまる場合は、業者に依頼するようにしましょう。
放置竹林になっている
放置竹林になっている場合は、伐採する際の危険性が高いので業者に依頼するのがおすすめです。
放置竹林の竹は状態が悪いものもあり、思わぬ方向から倒れてきて怪我することもあります。
また、放置竹林には害虫が発生していることもあり、被害を受けると命に関わるケースもあるので注意が必要です。
手入れされていない場所での作業にはさまざまなリスクを伴うので、業者への依頼を検討しましょう。
作業しにくい環境にある
作業しにくい環境にある場合は、業者に依頼しましょう。
竹は斜面など足場が不安定な場所で生育していることが多いので、自分では対処が難しいこともあります。
作業しにくい環境で無理に対処しようとすると、ノコギリやチェーンソーなど危険な道具で怪我をするリスクもあるので注意が必要です。
とくに、竹が密集している場所では作業スペースも狭く動きづらくなるでしょう。
安全性を確保できない場合は、プロにお任せが一番です。
道具や人手がない
竹の伐採には、ナタやチェーンソーなどの道具以外にも作業するための身なりも必要です。
道具や作業着を一式揃えるにもそれなりのコストがかかりますし、保管場所も確保しなければなりません。
また、伐採作業はかなりの重労働であり、複数人で作業することになります。
無理して人手不足のまま伐採作業を進めてしまうと事故の原因になりかねないので、コストはかかりますが業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
竹の伐採は、水分量が減少している9月〜11月が適しています。
春夏の伐採が絶対NGというわけではありませんが、竹は腐りやすく切り株に害虫が発生しやすいのでおすすめはしていません。
とはいえ、「早く整地にしたい」「処分を急いでいる」といった場合は木材の再利用は難しいかもしれませんが伐採することは十分可能です。
また、竹の伐採にはコストがかかりますが、あらかじめどのような作業があり、どのくらい費用がかかるか、把握しておきましょう。
竹の伐採は面積から費用を算出することが多いです。
なお、コストカットのため自分で伐採をすることもできますが、竹の本数や高さ、太さ、周囲環境などを見極めて判断するようにしてください。
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