スズメノエンドウ(雀野豌豆・マメ科ソラマメ属)カラスノエンドウとの違いとは

公園や野原などで見かける白っぽい紫色の小さな花。

マメ科ソラマメ属のスズメノエンドウは、ごく小さな花を房状に多数つける雑草です。

「スズメノエンドウなのにソラマメ属?」「カラスノエンドウと似てるけど何が違うの?」と、疑問を持っている人もいるかもしれません。

今回の記事では、スズメノエンドウの特徴や花言葉、毒性まで詳しく解説します。

カラスノエンドウとの違いも知って、春の植物観察を楽しんでくださいね。

 

スズメノエンドウの特徴

名前 スズメノエンドウ
種類 マメ科ソラマメ属
開花時期 4月〜6月
花色 薄青色/紫色
生息環境
  • 野原
  • 田畑
  • 河原
  • 公園

…など

 

スズメノエンドウ(別名:ホソバカラスノエンドウ)は、全体的に小さく草丈は30〜60cmほど、小さな花を葉の付け根から伸びた柄の先に数個つけます

葉の先端が巻きひげになり、茎はつる状に伸びて周囲に絡みついて支え合いながら伸びる姿は健気さを感じますね。

成熟した鞘(さや)には細かい毛が密生し、中に2個の種子が入っており弾けて散布します。

また、スズメノエンドウがエンドウ属ではなく、ソラマメ属に分類されているのは、花の構造や果実、種子などの形態的特徴に基づいているそうです。

 

スズメノエンドウの花言葉

スズメノエンドウの花言葉は、「手を繋いで歩こうよ」「望みは大きい」です

つるを伸ばして、他の植物に絡みつく姿が「手を繋いで歩こうよ」の由来になっています。

また、どのような環境下でも強く生きることから「望みは大きい」とつけられたそうです。

スズメノエンドウの花言葉に怖い意味はないので、庭に植えても心配はありません。

 

スズメノエンドウに毒性がある?

スズメノエンドウには、毒性があります

全体的に毒性がありますが、とくに種子には重篤な毒性があり、とても危険です。

摂取するとシアン化物による中毒症状(めまい、頭痛、呼吸困難、心停止など)を引き起こす可能性があります。

摂取すると人間だけではなく、猫や犬などのペットにも影響を及ぼすため、注意してください。

 

スズメノエンドウは食べられる?食べ方とは

スズメノエンドウは、重篤な毒性があるため食用にするのはおすすめしません

しかし、絶対に食べてはいけない植物というわけではなく、加熱処理を行い、大量に摂取しなければ食べることができます。

茎が硬くなる前の新芽や若葉、茎の穂先を摘みましょう。

調理前にサッと塩茹でなどして、アク抜きをすることをおすすめします。

 

<スズメノエンドウの食べ方>

  • おひたし
  • 和え物
  • 炒め物
  • 天ぷら
  • パスタ
  • 豆ご飯
    …など

 

カラスノエンドウとスズメノエンドウの違い

スズメノエンドウに似た植物に「カラスノエンドウ」があります。

属性は同じですが、花の大きさや花の形、種子の数などに違いがあるのでよく観察してみましょう。

 

スズメノエンドウ カラスノエンドウ
花の大きさ 3~4mm 12~18mm
花色 薄青色/紫色 紅紫色
種子の数 2個 5〜10個
葉の先端 切れているように見える くぼんでいる

 

スズメノエンドウの名前の由来は、カラスノエンドウにあります。

カラスノエンドウより小型であることから「カラス」と対比して「スズメ」と名付けられたそうです。

カラスノエンドウもスズメノエンドウ同様に、毒性があるので採取・摂取には十分気をつけましょう

 

〈カラスノエンドウの詳細はこちら〉

カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)に毒性はある?特徴や花言葉、レシピを紹介

 

スズメノエンドウの育て方・駆除する方法

スズメノエンドウを庭で育てたら、土壌の改善や景観の向上、生き物の誘引といったメリットがあります

しかし、繁殖力が高いため思っている以上に生え広がるかもしれません。

育て方と駆除する方法を紹介するので、理想的なお庭づくりをしましょう。

 

育てる方法

スズメノエンドウは、日当たりのよい場所を好みます

空き地や河原でも自生する逞しい雑草のため、やせ地でも育ちますが、水はけのよい土壌を選びましょう。

そして、肥料も水やりも必要ありません。

ただ、鉢植えの場合は土が乾いたら水やりをするといいです。

秋に種を撒き、鳥に食べられないよう防鳥ネットを設置します。

冬を越えて、春に開花するのを楽しみに育てましょう!

 

駆除する方法

増えすぎたスズメノエンドウを駆除するには、除草剤が効果的です

種を撒いてから「土壌処理剤」を撒くことで防除できます。

他にも、根っこから抜いたり、頻繁に草刈りしたりすることで生長・結実・種子の発芽を抑制することが可能です。

 

まとめ

マメ科ソラマメ属のスズメノエンドウ(雀野豌豆)は、田畑や空地などに生える雑草です。

春になると、薄紫色の小さな花を咲かせ、巻きひげを周辺の植物に絡ませて生長していく姿が特徴です。

花言葉に怖い意味はありませんが、重篤な毒性を持ち食用にする場合は注意してください。

加熱処理をして、大量に摂取しなければ食べることができます。

また、似た花にカラスノエンドウがあり、スズメノエンドウよりも花が大きく、花色も違います。

ただし、カラスノエンドウにも毒性があるので注意が必要です。

スズメノエンドウを庭で育てるメリットもありますが、繁殖力が高く、希望しない場所にも広く生えてしまう可能性があります。

駆除するときは、除草剤を撒いたり、草刈り・手抜きをしたりして理想的な庭を保ちましょう。

お庭のことでお悩みなら、なんでもお気軽にTAKUMeeにご相談ください。

       

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