【ブルーデージーの育て方】毎年美しく咲かせるコツと枯れる原因への対策

目の覚めるような美しい青や紫色の花びらと、中央の鮮やかな黄色のコントラストが魅力的なブルーデージー。

デージーに似た気品ある小花が風に揺れる姿は、お庭のアクセントとしてはもちろん、ベランダの寄せ植えなどでも主役級の美しさを放ちます。

春と秋の2回にわたって長く花を楽しめるため非常に人気がありますが、南アフリカ原産であるため、日本の気候(梅雨の多湿や冬の霜)に合わせた世話をしないと、あっという間に株が傷んでしまいます。

今回は、ブルーデージーの特徴や代表的な種類、枯らさないための対策から、伸びすぎてしまったときの対処法、花後の管理まで解説するので参考にしてください。

 

ブルーデージーの特徴と種類とは

名前 ブルーデージー
種類 キク科ルリヒナギク属(フェリシア属)
開花時期 3月〜5月

10月〜12月

花色
  • コバルトブルー
  • スカイブルー
    …など
原産地
  • 南アフリカ
    …など

 

ブルーデージーは、キク科ルリヒナギク属(フェリシア属)に分類される常緑性の多年草(半低木)です

日本では「ルリひなぎく(瑠璃雛菊)」という風情のある和名でも親しまれています。

一般的に流通しているブルーデージーには、大きく分けて葉に模様がない「緑葉タイプ」と、葉の縁に白や黄色の模様が入る「斑入り(ふいり)タイプ」があり、それぞれに魅力があるので特徴をみていきましょう。

 

種類(系統) 特徴
レギュラー(緑葉)品種 最も一般的で強健な基本種。

深い青色の花とみずみずしい緑の葉が特徴。

比較的寒さや暑さに強い。

斑入り(白斑)品種 葉の縁に白い模様が入るタイプ(ハニーブルーなど)

花がない時期でも明るいシルバーリーフが特徴的。

斑入り(黄斑)品種 葉の縁に温かみのある黄色い模様が入るタイプ(金星など)

全体的に黄金色を帯びた明るい印象になる。

大輪品種 通常よりも一回り大きな花を咲かせるタイプ(アズールブルーなど)

花付きが良く存在感があるため、一株でも見栄えがする。

 

ブルーデージーの花言葉の意味とは?

ブルーデージーには、その爽やかで愛らしい花姿にちなんで「恵まれた環境」「幸福」「協力」といったポジティブで温かい花言葉が付けられています

また、たくさんの花が寄り添うように次々と咲く姿から「かわいらしい相棒」という言葉もあり、ガーデニングのパートナーとして育てるのにぴったりのメッセージを持っています。

 

ブルーデージーが枯れる原因・花が咲かなくなってしまう理由

ブルーデージーが途中で枯れてしまったり、春以降に花が止まってしまったりする原因は、「夏の高温多湿による蒸れ」と「冬の寒風・霜」の2つがほとんどです

南アフリカ原産のブルーデージーは、乾燥した涼しい気候を好むため、日本の梅雨から夏にかけてのジメジメとした暑さが大の苦手です。

土が常に湿っていたり、枝葉が混み合って風通しが悪くなったりすると、株の内部から一気に蒸れてドロドロに腐ってしまいます。

また、寒さにはある程度耐えますが、強い霜や凍結、冷たい北風に直接当たると、葉が黒く変色して根まで枯死してしまうため注意が必要です。

 

失敗しないブルーデージーの育て方・長く楽しむ手入れのコツ

春と秋の開花期に、途切れることなく美しい青い花を咲かせ続けるための正しいお手入れ方法を紹介します。

 

地植え・鉢植えでの環境づくりと水管理

ブルーデージーは日当たりと風通しが良い場所を好みます。

鉢植えの場合は、雨の日の長雨を避けられる軒下などで管理し、水やりは必ず土の表面がカラカラに乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えることを徹底してください

地植え(庭植え)にする場合は、一年を通して最も水はけが良く、少し小高くなっている場所(レイズドベッドや傾斜地など)を選ぶといいです。

地植えの水やりは、植え付け直後を除けば基本的に雨水だけで十分ですが、何日も雨が降らずに土が乾ききっているときだけ与えるようにし、水の与えすぎによる根腐れを防ぎましょう。

 

花を途切れなく咲かせるためのお手入れ

開花期間中は、咲き終わって色あせた花(花殻)を、花茎の根元からこまめにハサミでカットしてください

枯れた花をそのままにしておくと、カビが発生して病気の原因になるだけでなく、種に栄養を取られて新しい蕾が育たなくなります。

また、春と秋の成長期には、薄めた液体肥料を2週間に1回程度与えることで、株がバテずに次々と新しい花を立ち上げてくれます(※真夏と真冬の休眠期は株が弱るため、肥料は一切与えません)。

 

ブルーデージーが伸びすぎたときの対処法(切り戻し)

ブルーデージーは非常に成長が早く、放っておくとつるのように茎が伸びすぎてしまいます。

伸びすぎると、株元に葉がなくなりスカスカの徒長(とちょう)状態になり、形が崩れるだけでなく花付きも悪くなります。

全体の形が崩れてきたら、切り戻し剪定を行いましょう。

適期は、春の花が一段落した梅雨入り前の5月〜6月頃です。

伸びすぎた茎を、株元から全体の半分から3分の1程度の高さまでバッサリとカットします

このとき、茎に緑の葉が数枚残る位置で切るのがポイントです。

バッサリ切ることで株元の風通しが劇的に良くなり、最大の天敵である夏の蒸れを防ぐことができると同時に、秋にはそこから新しい元気な芽が吹いて、再びきれいにまとまった形となってたくさんの花を咲かせてくれます。

 

ブルーデージーの花が咲き終わったらどうする?

季節が移り変わり、花のシーズンが終わった後の扱いについて、気になるポイントと来年に向けた管理を解説します。

 

ブルーデージーの植えっぱなしはNG

ブルーデージーは多年草ですが、お庭への植えっぱなしは原則NGです

前述の通り、日本の過酷な夏の暑さと梅雨の多湿、そして冬の寒さと霜は、ブルーデージーにとって過酷すぎます。

とくに対策をせず地植えで植えっぱなしにしていると、夏か冬のどちらかで高確率で枯れてしまいます。

お庭(地植え)で毎年楽しみたい場合でも、夏と冬の前には鉢に上げて移動させるか、しっかりとした環境対策を施しましょう。

 

ブルーデージーの増やし方と挿し木のコツ

夏を越した後の秋(9月〜10月頃)や、春の切り戻しで出た茎を使って、挿し木(さしき)で簡単に株を増やすことができます

 

  1. 伸びている元気な茎を5〜7cmほどの長さにカットする
  2. 先端の葉を3〜4枚だけ残し、下半分の葉はきれいに取り除く(水分の蒸発を防ぐため)
  3. 切り口を1時間ほど水に浸して、しっかりと水を吸わせる
  4. 湿らせた清潔な挿し木用の土(または赤玉土の小粒)に、茎を優しく挿す
  5. 直射日光の当たらない明るい日陰で、土が乾かないように水やり管理をすれば、約2〜3週間で発根します

 

夏越し・冬越しをさせて翌年も咲かせるための管理方法

大切なブルーデージーを枯らさずに夏と冬を越させ、来年も綺麗に咲かせるためのシーズン別の手順です。

 

【夏越しの手順】

  1. 5月〜6月の梅雨入り前に、伸びすぎた枝を半分に切り戻す
  2. 鉢植えは、直射日光を避けた風通しの良い半日陰(軒下など)へ移動
  3. 地植えの場合は、遮光ネットを張るなどして西日や激しい直射日光を遮る
  4. 夏の間は水やりをやや控えめにし、土が乾いてから朝か夕方の涼しい時間帯に与える

 

【冬越しの手順】

  1. 秋の花が終わったら、軽く全体の形を整える程度に浅く剪定する
  2. 寒冷地や霜が降りる地域では、11月頃に鉢植えにして日当たりの良い室内やサンルームへ取り込む
  3. 温暖な地域で地植えのまま冬越しさせる場合は、株元に腐葉土やバークチップを厚めに敷き(マルチング)、不織布を被せて霜や寒風から守る

 

一年草として楽しむ場合の処分・後片付け方法

「夏越しや冬越しの管理が難しい」「シーズンごとに新しい花に植え替えたい」という場合は、無理に夏越し・冬越しをさせず、一年草(使い捨て)として割り切って楽しむのもおすすめです

その場合の後片付けの手順を紹介します。

 

  1. 花が咲かなくなり、葉が黄色くなったり枯れたりして見栄えが悪くなったら処分のサインです!
  2. 株元をしっかり掴み、根ごと土から上に引き抜く
  3. 根についた土を軽くはたき落とし、自治体のルールに従って可燃ごみ等で処分
  4. 残ったプランターや庭の土は、古い根や病気の原因となる枯れ葉をきれいに取り除く

※日光によく当てて消毒しておけば、次の植物の植え付けに再利用可

 

まとめ

ブルーデージーは、その涼しげな青い花びらで、お庭やベランダを格段にセンス良く見せてくれる魅力的なお花です。

「水はけの良い環境で乾かし気味に育てる」「梅雨前に思い切って切り戻して伸びすぎを防ぐ」「日本の厳しい夏と冬は、植えっぱなしにせず環境を変えてあげる」というポイントを押さえておけば、毎年青のグラデーションで彩ってくれます

ぜひ正しいお手入れをマスターして、気品あふれるブルーデージーを長く元気に育ててみてくださいね。

       

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